桜の花が咲いています。大学ラグビー

久し振りに桜🌸のジャージが代名詞の日本代表の選手が大学生から選ばれています。実は去年からですが。日本のラグビー人気を支えて来たのは、大学ラグビーです。早大の本城和彦(1979-1983年)が人気を集め、早明戦、日本選手権(1/15成人の日に社会人王者 vs 大学王者 @国立)は、プラチナ・チケットで5万人以上の観衆を集め超満員でした。大学ラグビーが日本のラグビー人気を牽引して来ました。そして歴史も大学ラグビーから始まっています。日本初のラグビー部は、ご存知の通り、慶應義塾大学蹴球部で、1899年・明治32年創部です。英文学教員のエドワード・ブラムウェル・クラークがケンブリッジ大留学から帰国した田中銀之助と共にラグビーを指導したそうです。次いで第三高蹴球部(現・京大ラグビー部)、同志社大ラグビー部、早稲田大ラグビー部が創部されて行きます。そして定期戦と言う形で試合を行い発展して来ました。慶大と早大の定期戦は現在も11/23(祝)に対抗戦の中で行われています。晴れの特異日であったことから、第一回定期戦が1922年・大正11年に行われました。その後、関東、関西に分かれ、関東はチーム数が増えたことにより、定期戦の形式が取れなくなって来たこともあり、リーグ戦が分列しました。伝統校の応援をする根強いファンが多く、関東対抗戦の早慶明が特に人気があります。

第62回全国大学ラグビー・フットボール選手権

出場枠

14チーム

出場リーグ チーム数
関東大学対抗戦Aグループ 3
関東大学リーグ戦1部 3
関西大学Aリーグ 3
前回大会(第61回・2024年)優勝チーム所属リーグ(関東大学対抗戦Aグループ) 1
前回大会(第61回・2024年)準優勝チーム所属リーグ(関東大学対抗戦Aグループ) 1
九州学生リーグⅠ部 1
北海道・東北地区代表 1
東海・北陸・中国・四国地区代表 1
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リーグ戦成績

関東対抗戦

対抗A 明大 筑波大 早大 帝京大 慶大 日体大 青学大 立大 勝点 順位
明大 ●24-28 〇25-19 〇21-17 〇24-22 〇43-12 〇91-7 〇76-7 35 1
筑波大 〇28-24   ●3-39 〇18-14 〇21-12 〇99-7 〇62-15 〇64-3 34 2
早大 ●19-25 〇39-3   ●20-25 〇49-21 〇59-7 〇59-12 〇78-0 34 3
帝京大 ●17-21 ●14-18 〇25-20   〇50-19 〇113-7 〇62-7 〇48-21 33 4
慶大 ●22-24 ●12-21 ●21-49 ●19-50   〇45-17 〇32-18 〇61-5 21 5
日体大 ●12-43 ●7-99 ●7-59 ●7-113 ●17-45   〇26-21 〇48-21 16 6
青学大 ●7-91 ●15-62 ●12-59 ●7-62 ●18-32 ●21-26   〇40-31 12 7
立大 ●7-76 ●3-64 ●0-78 ●21-48 ●5-61 ●21-48 ●31-40   7 8

大正11年(1922年)の慶早戦を皮切りに、昭和3年(1928年)に慶大、早大、東大(旧 帝国大)、明大、立大で対抗戦が開始。最多優勝は、早大の24回。

1997年A,Bの2部制と総当たり制を導入するまでは、対抗戦方式で運営で、例えば、帝京はルーツ校の慶大と対戦してもらえませんでした。

昨年、対抗戦優勝の早大、大学選手権優勝の帝京大、そして明大の三強と今年は台風の目になっている筑波が優勝争い、残りの対戦カードは筑波が有利そうですが、勝ち点では三強の対戦結果次第。

最終戦の早明戦で優勝が決まる大一番でした。

関東リーグ戦

リーグ 東海大 東洋大 関東学 流経大 立正大 法大 大東大 日大 勝点 順位
東海大   〇28-27 〇31-20 〇46-31 〇50-3 〇61-31 〇54-21 〇57-5 40 1
東洋大 ●27-28   ○38-31 〇40-33 〇26-16 ○45-21 〇34-12 〇69-21 36 2
関東学 ●20-31 ●31-38   〇26-17 ●10-20 〇29-14 ●55-35 〇52-28 26 3
流経大 ●31-46 ●33-40 ●17-26   〇38-31 〇26-14 〇36-10 〇35-20 25 4
立正大 ●3-50 ●16-26 〇20-10 ●31-38 〇33-31 ●24-35 〇26-22 20 5
法政大 ●31-61 ●21-45 ●14-29 ●14-26 ●31-33   〇58-40 〇49-40 17 6
大東大 ●21-54 ●12-34 ●35-55 ●10-36 〇35-24 ●40-58   〇40-34 15 7
日本大 ●5-27 ●21-69 ●28-52 ●20-35 ●22-26 ●40-49 ●34-40 9 8

昭和42年(1967年)伝統校との意見の相違により、総当たり戦を主張する法大、中大、日大、専大、東洋、国士舘、防衛大、大東文化が、関東大学ラグビー対抗戦グループから分裂して関東大学ラグビーリーグ戦グループが発足。最多優勝は、法大と東海の13回。

トンガ旋風で日本一に登りつめた大東文化はセンセーショナルでした(1986年)。その後、法大の復活、カントー時代(1997-2006年)が到来しました。

日本代表リーチ マイケル入学後(2007年)からは東海、時々 流経、時々 大東文化となっていますが、東洋が躍進しています。

関西リーグ戦

関西 天理 京産大 関学 同大 関大 近大 立命大 摂南 勝点 順位
天理大   〇47-15 〇41-0 〇58-18 ○62-0 〇54-5 〇43-27 ○57-5 39 1
京産大 ●15-47 〇28-22 〇49-26 ○48-10 〇47-26 ○47-24 ○60-0 29 2
関学 ●0-41 ●22-28   〇34-21 〇36-8 〇40-31 〇41-17 〇26-20 24 3
同大 ●18-58 ●26-49 ●21-34 ●20-22 〇29-12 〇29-19 〇54-7 14 4
関西大 ●0-62 ●10-48 ●8-36 〇22-20 〇30-27 ●10-34 〇48-22 13 5
近畿大 ●5-54 ●26-47 ●31-40 ●12-29 ●27-30   〇35-24 〇42-14 10 6
立命大 ●27-43 ●24-47 ●17-41 ●19-29 〇34-10 ●24-35  〇49-31 9 7
摂南大 ●5-57 ●0-60 ●20-26 ●7-54 ●22-48 ●14-42 ●31-49   1 8

関西の雄 同大は今は昔、帝京が連覇記録(2009-2017年の九連覇)を破るまでは、大学選手権三連覇(1982-1984年)を果たした唯一のチームで関西では唯一の大学王者に輝いたチームでした。夏合宿のメッカ・菅平のダボスで鍛えたスクラムを武器に京産は関東勢を苦しめました。同大以来初の関西からの大学日本一は、強力外国人留学生とのバランスが取れた天理(2020年)で、関西を一括りにしては申し訳ありませんが、阪神の優勝並みのご無沙汰でした。ここ最近は天理、京産の二強で優勝を争っています。

九州リーグ戦

九州 福工大 共立 西南 福大 文理 鹿大 勝点 順位
福工大 〇43-14 ○62-5 ○78-5 〇83-14 ○110-0 25 1
九州共立大 ●14-43 〇27-19 〇31-29 〇20-17 ○55-26 19 2
西南学院大 ●5-62 ●19-27 〇14-12 〇12-5 〇31-24 13 3
福岡大 ●5-78 ●29-31 ●12-14 〇35-12 〇45-43 13 4
日本文理大 ●14-83 ●17-20 ●5-12 ●12-35 〇59-14 7 5
鹿児島大 ●0-110 ●26-55 ●24-31 ●43-45 ●14-59 5 6
九州順位決定  リーグ戦順位 三決 準決勝 決勝 最終順位
福工大 A1 36 22 1
福岡大 A4 76 21 3
九州共立大 A2 59 12 2
西南学院大 A3 22 7   4
5-8位決定
鹿大 A6 31 31 5
九州大 B1 24 7
日本文理大 A5 78 26 6
大分大 B2 5 8

北海道・東北

11/02 八戸学院大 15-14 北大

11/02 札幌大 29-57 東北学院大

10/26 札幌大 5-43 八戸学院大

10/26 北大 51-0 東北学院大

北海道リーグ戦

北海道 北大 札幌大 小樽商大 星槎大 順位
北海道大 〇53-14 〇45-12 ○105-7 1
札幌大 ●14-53 〇73-21 ○119-0 2
小樽商 ●12-45 ●21-73 🏉 〇76-0 3
星槎大 ●7-105 ●0-119 ●0-76 🏉 4

東北リーグ戦

東北1A 八学大 学院大 岩大 国教大 勝点 順位
八戸学院大 ○48-14  ○94-0 〇106-0 15 1
東北学院大 ●14-48 ○79-0 〇107-0 10 2
岩手大 ●0-94 ●0-79 〇51-0 5 3
国際教養大 ●0-106 ●0-107 ●0-51 0 4
東北1B 東北大 山形大 盛・岩 福大 勝点 順位
東北大 ○96-7 〇98-0 〇109-0 15 1
山形大 ●7-96 🏉 〇77-0 〇109-0 10 2
盛岡・岩手県立大  ●0-98 ●0-77 🏉 〇93-10 5 3
福島大 ●0-109 ●0-109 ●10-93 0 4
大学選手権代表決定 10/5 10/19
八戸学院大 A1位 54-5 36-12 優勝
山形大 B2位 3位
東北学院大 A2位 33-19 準優勝
東北大 B1位 3位

東海・北陸・中国・四国

11/09 朝日大 31-5 環太平洋大

東海・北陸

中京大 17-34 環太平洋大

東海
東海 朝日大 中京大 金学大 名城大 愛学大 日福大 名学大 名経大 順位
朝日大 〇35-20 〇64-7 〇82-5 〇103-5 〇100-7 〇113-7 1
中京大 ●20-35 〇68-0 〇66-12 〇57-24 〇66-14 〇106-0 〇101-7 2
金沢学院大 ●7-64 ●0-68 🏉 〇49-26 〇40-17 〇47-24 〇59-7 〇48-0 3
名城大 ●5-82 ●12-66 ●26-49 〇31-14 〇68-10 〇45-26 〇91-0 4
愛知学院大 ●5-103 ●24-57 ●17-40 ●14-31 🏉 〇24-21 〇39-28 〇34-19 5
日本福祉大 ●7-100 ●14-66 ●24-47 ●10-68 ●21-24 🏉 〇33-28 〇41-26 6
名古屋学院大 ●7-113 ●0-106 ●7-59 ●26-45 ●28-39 ●28-33 〇35-23 7
名古屋経大 ●7-101 ●0-48 ●0-91 ●19-34 ●26-41 ●23-35 8
北陸

中国・四国

中国
中国 IPU 広島大 岡山大 周南・下関 近大工・修大
環太平洋大 〇138-0 〇86-5 〇77-12
広島大 ●0-138 ●34-44 〇55-12
岡山大 ●5-86 〇44-34 〇29-7 〇73-7 
周南公立大・下関市立大 ●12-77 ●7-29 〇59-0
近畿大工学部・広島修道大 ●12-55 ●7-73  ●0-59 🏉
四国地区

松山大学

出場チーム

出場リーグ チーム数 チーム
関東大学対抗戦Aグループ 3 明大

筑波大

早大

関東大学リーグ戦1部 3 東海大

東洋大

関東学院大

関西大学Aリーグ 3 天理大

京産大

関西学院大

前回大会(第61回・2024年)優勝チーム(帝京大)所属リーグ(関東大学対抗戦Aグループ) 1 帝京大
前回大会(第61回・2024年)準優勝チーム(明大)所属リーグ(関東大学対抗戦Aグループ) 1 慶大
九州学生リーグⅠ部 1 福工大
北海道・東北地区代表 1 八戸学院大
東海・北陸・中国・四国地区代表 1 朝日大

日程

日時 会場
1回戦 11/22(土) 12:00 パロマ瑞穂ラグビー場 愛知
2回戦 11/29(土) 12:30 Japan Base 福岡
3回戦 12/14(土) 11:30/14:00 秩父宮ラグビー場 東京
11:30/14:00 花園ラグビー場 大阪
準々決勝 12/20(土) 11:30/14:05 秩父宮ラグビー場 東京
12/20(土) 11:30/14:00 ヤンマー・スタジアム 大阪
準決勝 1/2(金) 12:25/14:45 国立競技場 東京
決勝 1/11(日) 14:10 国立競技場 東京

関東、関西はいよいよ終盤になって、優勝争いはもちろん、大学選手権出場枠の順位確保、下部降格の阻止(入替戦の回避)と一戦一戦が大事になります。悔いが残らないように、全力を尽くしてください。

組み合わせ

関東大学対抗戦は、最終戦の大一番・早明戦まで優勝争いがもつれました。オールド・ファンとしては、盛り上がりました。関東大学リーグ戦は、東海大が2大会ぶりに全勝で優勝、最近力を付けて来た東洋大、2011年の14大会ぶりのカントーが出場(笑わない男 こと 埼玉ワイルドナイツ・元日本代表のPR稲垣啓太が主将の前年)。関西リーグは天理大が2年連続で全勝優勝、次いで京産大、関学。九州学生リーグは福工大が3年連続で全勝優勝。北海道・東北地区は八戸学院大が7大会連続出場。東海・北陸・中国・四国地区代表は、朝日大が4大会ぶりの出場となります。

試合結果

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