習うより慣れろ

誰でも新しいことを始めると、要領が判らず戸惑うもの。新しい仕事、新しい勉強、新しいスポーツ など。新しいことに挑戦しているだけで楽しいことや、好きでやっているわけではないので、仕方無くやっていること。好きこそものの上手なれと言う言葉がある通り、好きなことをやっていると次第に上手になるものです。仕方無くやることでも、一生懸命にやることで興味が出て来たり、意欲が出て来ます。好きになれたらしめたもの。

 

ラグビーに慣れる

頭の回転、手や身体の動かし方など、慣れることが大切です。ラグビーを始める人は皆そうです。ボールのパスの仕方、前に進むのにボールは前に投げてはいけない意味不明の規則、原理に逆らっているとしか思えません。

 

しかしいつの間にか、頭で理解しながら身体が慣れて来ます。すると、いとも簡単に自由自在にボールをパス出来て、変幻自在に走ることが出来て来る訳です。

 

グループの動き(例えばフォワードの動き)なんかは、ごちゃごちゃと押しくらまんじゅうをしている様にしか見えないのが、目が慣れてくるとポジションによって役割が実に繊細に決まっていることが判って来ます。

 

最初は先輩に後を付いて来いと言われ、見失わない様に追いかけていたのが、ボールの動きを理解して、自分のポジションの役割を理解しながら、動きに慣れて行きます。そうすると自発的にボールのサポートに行ける様になるものです。

 

チームに慣れて来たら、自分の役割を全う出来る様になりましょう。一歩でも一秒でも速くサポートに付く、追い付けなかったら、追い付ける様に走力を付ける、走るコースを考える。一歩でも1mでも前に出る、相手をかわすステップを身に付ける、当たっても負けない身体を造る。

 

慣れに満足しない

慣れたら、満足せずに、更に上を目指して、挑戦しましょう。レベルが高くなるとスピードに付いて行けなかったり、当たり負けしたり、体力が無くて追い付けなかったりします。最初は、付いて行けなかった高いレベルも慣れてくると、何事も無く普通に一緒にプレー出来る様になるものです。

仕事でも慣れは怖いものです。良く3日、3週間、3ヵ月と言います。初めは慎重に仕事・作業をしますが、少し慣れてくると注意力が散漫になり、怪我や失敗をし易くなるそうです。きちんと身に付くまでは、余計なことを意識しないで、集中して下さい。

 

人間の身体や動きは、そうやって成長して行くものです。良いプレーを観て真似ることで、いつしか同じプレーが出来る様にもなりますので、高いレベルのゲームを観ることは良いことです。視覚で得たものが、慣れることによっていつしか身体が動く様になるのです。

 

やっと出来るようになった。と思ったら、慣れたので、自分の成長のために高いレベルに挑戦する。

 

慣れた結果

高校でラグビーを始めて、レギュラーになり、上級生になったら、強い学校と対戦したり、合同練習することで、レベルが上がり、社会人ではレベルの違いに驚いたが、次第に一緒にプレー出来る様になりました。

 

下がるのは簡単

反対に下がるのは、とっても簡単。

社会人でやっていて現役を引退して、地元のクラブチームでプレーしました。最初はエースの様に活躍出来ました。当たりも簡単に受けられました。今度は慣れてくると、当たりがきつく感じる様になり、走るのもしんどくなって来ました。怪我もあり少年ラグビーの小学生の当たりの台もしんどくなったこともありました。転げ落ちるのは早いものです。体重と反対で、減らすのは大変なのに、増やのはあっと言う間。

 

年齢のせいもあるでしょうが、これではいけないと奮起して、筋トレ、ランニングをする様にして、なんとかエース並みの動きを維持しました。

 

一流のプレーを観る

日本代表や海外のラグビーを観ると、頭が動きに慣れるので、良い刺激になり、良い訓練にもなります。実際にグラウンドで自分のポジションの動きを勉強するのが、良い手本となりますが、テレビでも学ぶことは沢山あります。

ラグビー日本代表、NZ All Blacks、ワラビーズ、アイルランド、イングランドのテストマッチが目白押し
ラグビー見るなら
 で。


勝ち負けだけで無く、良いプレーを吸収出来るようにして、ラグビーを楽しんで下さい。上手になれば、もっと楽しくなりますし、友達も沢山増えます。

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