目次
高校ラグビー
涙無くして観られない、筋書きのないドラマ。花園に来るまでにドラマがあり、花園でも新たなドラマが生まれる。トーナメントだからこそ、県大会でのライバル達の想いを背負って夢の舞台・花園へやって来た。
そんな想い は 勝ち負けだけじゃないよね。
たった1チームしか、勝ち上がれない厳しい闘い。仲間を想い、ライバルを想い、一生懸命にプレーすれば、みんな人生の勝者だよ。
先輩のしごきに耐え、暑くて苦しい夏合宿を乗り越えて、やって来た夢舞台。晴れ晴れとした気持ちで楽しんでください。
背負ったライバルの想い
勝てば勝ち進むほど、その想いは増え、やがて希望となり、地元の誇り・おらが町の自慢へとなります。良い意味で責任感が芽生え、やる気・自信につながり成長するものです。
心の成長
青春ど真ん中の思春期の高校生。気持ちの持ち方次第でプレーが変わります。一般的に実力のブレは±20%と言われているラグビーのゲーム、成長過程の高校生はもっとあると思います。安定して良いパフォーマンスを発揮できるのはごくわずか、ゲーム前のゲキで変わることも多々あります。そんな高校生だからこそのゲーム、周りが応援して助けてあげないといけません。
上手いプレーを真似る
賢いプレーヤーはワールドカップの世界一流のプレーを観て、きっと上手く真似て良いプレーをすることでしょう。Sonny Billやラファエレのオフロード・パス、Pollard、Farrell、田村の正確なゴール・キック、マイケル・リーチのタックル を想い出すような素晴らしいプレーを見せてくれることでしょう。
ハナツ
2015年(平成27年)の大会からテーマ・ソングとして使われているのが、スキマ・スイッチのハナツ。この曲は花園の全国大会のために作られました。
すっかり定着した感があり、この曲を聴くと、高校ラグビーの季節がやって来たんだなぁと実感し、熱いものがこみ上げて来ます。
スキマ・スイッチは、ラグビー初のアニメ、ALL OUT!! の主題歌『全力少年』も担当しました。
この世に生まれ出た瞬間に 実は抱えていたモノがあるんだ
どこの誰もがそれを持っているけど 気付かないまま過ごしていたり
姿かたちサイズも様々 真ん丸なのは一つも無いんだ
他人(ひと)と比べる必要もなくて 色や模様は自由につけていく
磨けば磨くほど鋭く 願えば願うほど輝く
卵のようにたくましくて脆い 潰さずに温められたら
僕たちは待っているばかりで 何時(いつ)だって傍観者だ
流星みたく 英雄(ヒーロー)が現れると信じている
でも どこかの誰かじゃなく 自分でありたいと想って
意気込んで 躓いて 転がっても 挑んでいく
靴紐を固く結んで
夢見た未来や苦悩を栄養にして 涙の数だけ大きくなる
向き合えた分だけ重くなり ぶつかり合うたび頑丈(つよ)くなっていく
目指せば目指すほど孤独で 走り続けるほど弱さを知る
息苦しくて膝を着いた時 意識の向こうで響いていた
夜空を彩っているのは 一番星じゃなく
星屑 ひとつひとつが光を放つ
そう 周りを見渡したら いつもの笑顔があって
行くぞ! って 大声で 僕の名を 呼んでいる
奥歯を噛んでグッと踏み込んで
僕たちは待っているばかりじゃ いつまでも傍観者だ
熱き思い 英雄(ヒーロー)になれると信じた時
胸に抱えていたモノが 今、殻を破って
広がって 空一面に舞い上がる
ひとつひとつが煌めいて 星屑が描いた舞台(ステージ)
消えないで 瞬いて 共に叫んで 駆け出していく
この時間(とき)よ 永遠に続いていけ!
このままどうか終わらないで
全国高等学校ラグビーフットボール大会
東大阪市の花園ラグビー場で行われる高校ラグビーの総決算。高校三年生にとっては高校生活最後の公式戦。都道府県大会を経て全国大会につながっています。
2019年(令和元年)は第99回大会。
日程
12月27日 一回戦
12月28日 一回戦
12月30日 二回戦、シード校出場
1月 1日 三回戦
1月 3日 準々決勝
1月 5日 準決勝
1月 7日 決勝
▷組合せはこちら
シード校
全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会 などの結果を踏まえて決定します。
Aシード:桐蔭学園(神奈川)、京都成章(京都)、御所実業(奈良)
Bシード:國學院大栃木(栃木)、流通経大柏(千葉)、東京(東京第1)、航空石川(石川)、中部大春日丘(愛知)、大阪桐蔭(大阪第1)、常翔学園(大阪第2)、東海大大阪仰星(大阪第3)、東福岡(福岡)、佐賀工(佐賀)
花園出場校の紹介
各県一校が県代表となります。北海道は北と南地区で各一校、東京都は二校(春季大会の成績により第一、第二を振り分け)、大阪府は三校(春季大会の成績により第一、第二、第三を振り分け)の51校が出場します。
北海道
旭川龍谷(北北海道)2大会連続4回目
札幌山の手(南北海道)2大会連続18回目
東北
青森山田(青森)初出場
秋田中央(秋田)2大会連続12回目
黒沢尻工(岩手)5大会連続31回目
仙台育英(宮城)24大会連続26回目
山形中央(山形)2大会連続26回目
郡山北工(福島)2大会ぶ4回目
関東
茗溪学園(茨城)8大会連続25回目
國學院大栃木(栃木)20大会連続25回目
桐生第一(群馬)2大会連続2回目
浦和(埼玉)6大会ぶり3回目
流通経大柏(千葉)5大会連続27回目
東京(東京第1)3大会ぶり13回目
本郷(東京第2)2大会連続11回目
桐蔭学園(神奈川)5大会連続18回目
日川(山梨)14大会連続49回目
中部
飯田(長野)2大会ぶり9回目
新潟工(新潟)16大会連続44回目
富山第一(富山)2大会ぶり11回目
航空石川(石川)15大会連続15回目
若狭東(福井)4大会連続31回目
静岡聖光学院(静岡)2大会連続6回目
中部大春日丘(愛知)7大会連続9回目
関商工(岐阜)2大会連続39回目
朝明(三重)8大会連続10回目
近畿
光泉(滋賀)3大会ぶり9回目
京都成章(京都)6大会連続12回目
大阪桐蔭(大阪第1)8大会連続14回目
常翔学園(大阪第2)5大会連続38回目
東海大大阪仰星(大阪第3)2大会ぶり19回目
報徳学園(兵庫)4大会連続45回目
御所実業(奈良)2大会ぶり12回目
近畿大学付属和歌山(和歌山)5大会ぶり2回目
中国
米子工業(鳥取)2大会連続9回目
石見智翠館(島根)29大会連続29回目
玉島(岡山)2大会連続3回目
尾道(広島)13大会連続14回目
山口(山口)2大会ぶり6回目
四国
坂出第一(香川)6年ぶり2回目
城東(徳島)6大会ぶり2回目
松山聖陵(愛媛)2大会ぶり4回目
高知中央(高知)8大会ぶり5回目
九州・沖縄
東福岡(福岡)20大会連続30回目
佐賀工(佐賀)38大会連続48回目
長崎北陽台(長崎)2大会連続18回目
熊本工(熊本)13大会ぶり28回目
大分東明(大分)初出場
高鍋(宮崎)9大会連続27回目
鹿児島工(鹿児島)6大会ぶり13回目
名護(沖縄)2大会連続18回目
花園ラグビー場への行き方
近鉄『東花園』駅から徒歩10分。駅前から続く道路スクラム・ロードを一直線に行くと高校ラガーマンの憧れ 聖地・花園があります。
テレビ観戦
大阪毎日放送(MBS)が全試合をインターネットで無料配信してくれます。県大会決勝から事前チェック出来ますのでこちらからどうぞ。
高校生のルール
成長期の高校生。安全の面からヘッド・キャップの着用、スクラムの押し合い、試合時間が短くなっています。高校生のルールはこちらから。勿論、アフター・マッチ・ファンクションでの飲酒は禁止されています。TMO(Television match Official:ビデオ判定)は採用されていませんので、レフリーの緊張感が伝わり真剣みを感じます。
ラグビー部と言うこの世の中で最も融通の利かない理不尽なコミュニティを大人になる成長過程の一番大事な時期に経験出来ることは、人込みに揉まれても負けない強靭な肉体とどんな荒波にもへこたれない強い精神力が嫌でも身に付きます。更に大人になった暁には何べんも同じ話題で極上の美味い酒を味わえる特権付きです。
先生、監督、仲間を信じて全力で取り組んでください。感謝と言う尊い想いを授かることが出来ます。
青春にトライ!!