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ラグビーの国代表
ラグビーでは国の代表同士が戦うゲームのことをテスト・マッチと呼び、出場するとキャップが与えられます。
ゲームの前には、国歌斉唱をします。グラウンドに立つプレーヤーは国に対する誇りと威信をかけて戦います。ここまでやって来たチーム・仲間のために身体を張る覚悟を決めます。
ゲームを始める前には、感極まって涙するプレーヤーもいます。国・チーム・仲間への感謝の想いがこみ上げて来る場合が多いです。子供の頃は痛かったり、悲しかったり、悔しかったりすると泣いていましたが、大人になると嬉しくて感謝することに泣くことが多くなりました。
ラグビー日本代表
かつては、全日本とも言っていましたが、最近は日本代表と書いて、ジャパンと読みます。
日本のために、日本代表チーム、一緒にプレーしている仲間のために、日本全国1億3,000万人の国民を代表したフィフティーン(先発15人とリザーブ8人)が、全身全霊をかけた戦いを是非、応援しましょう。
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2018年の日本代表のゲーム
日本代表 vs イタリア代表
6月9日(土)14:45キックオフ
大分銀行ドーム(大分県)
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日本代表 vs イタリア代表
6月16日(土)14:00キックオフ
ノエビアスタジアム神戸(兵庫県)
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日本代表 vs ジョージア代表
6月23日(土)14:45キックオフ
豊田スタジアム(愛知県)
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不思議に思われること
ところで、日本代表なのに、外人がいる。と不思議に思われます。その通りです。日本代表には、外国籍のプレーヤーもいます。日本だけでなく、世界のラグビーを司るワールドラグビーと言う団体が規則を決めていて、
国代表になれる条件
他の国での代表経験が無い
そして
1)国籍がある
2)その国で生まれた
3)両親、祖父母がその国
4)その国に3年以上住んでいる
のいずれか
となっています。
日本ラグビーフットボール協会のホームページにある日本語訳では、
ワールドラグビー「競技に関する規定」
第8条、プレーヤーの身分、契約および移動
8.1、本規定8.2の制限のもと、プレーヤーは、以下の条件を満たす一国の協会のシニアの15人制代表チーム、そのすぐ下のシニアの15人制代表チーム、または、シニアの7人制代表チームのみで、プレーすることができる。
(a) 当該国で出生している、または、
(b) 両親、祖父母の1人が当該国で出生している、または、
(c) プレーする時点の直前の36ヶ月間継続して当該国を居住地としていた。
8.2、一国のシニアの15人制チーム、またはそのすぐ下のシニアの15人制代表チーム、もしくは、シニアの7人制代表チームでプレーしたプレーヤーは、他の協会のシニアの15人制代表チーム、または、そのすぐ下のシニアの15人制代表チーム、もしくは、シニアの7人制代表チームでプレーすることはできない。
となっています。
例を挙げると、日本若しくは他の国の代表になったことが無い日本人のあなたも、ニュージーランドに3年以上住めば、ニュージーランド代表のオールブラックスになれる資格が得られます。
もう一つ逆の例をあげると、ニュージーランドのラグビー・プレーヤーが日本の高校に留学して3年間学んだら、日本代表の資格が得られるのです。学校に行かなくても、日本の社会人として3年間働いても、プロのラグビー・プレーヤーとして3年間プレーしても同様に、日本代表の資格が得られます。
と言う訳で、ラグビー強豪国のプレーヤーが自国の代表では無く、日本代表になることがあります。世界一のラグビー強国のニュージーランド代表になるには、相当の狭き門なので、残念ながら、選考に漏れてしまったり、家庭の都合で日本に来ることになったりと理由は色々あります。
そんなことしてずるいと思われる人も、なかにはいると思いますので、こんなことをしているのは、日本だけではありません。他もやっているから日本もやっている訳でもありません。規則に従っているだけです。規則を守って、最強の日本代表にするためなのです。
言い訳では無いが、外国籍プレーヤーの例
世界最強のニュージーランド代表
のオールブラックスでさえ、他国のプレーヤーがいます。世界地図を赤道中心に線対称に折り曲げた南半球にあって、日本と同じ島国です。南半球は陸地が少なく、ニュージーランドの赤道寄りには南の島国があり、フィジー、トンガ、サモアといった国々でもラグビーが盛んです。産業、職、勉強のためにニュージーランドに来る人が大勢います。彼ら南の島国の人達は、身体が大きくて足が速いので、ラグビーで活躍しています。
自給率87%(13/15)
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南半球一の大国(経済的にも)
オーストラリア
もラグビーの強豪国です。お隣のニュージーランドとのライバル関係が深く過去名勝負を数多く演じています。太平洋の島々からニュージーランドと同じく移民がいます。
自給率60%(9/15)
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では、
ラグビーの母国イングランド
はと言うと、
自給率80%(12/15)
南高北低と南半球のラグビーが強くて、英国・フランスが負けています。イングランドは、ラグビー・ワールドカップ2015の後、日本代表のヘッド・コーチだったオーストラリア人のエディ・ジョーンズがヘッド・コーチになって巻き返しを計っています。イングランドでは、初の外国人ヘッド・コーチです。
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2018年の六ヵ国対抗でグランド・スラムを達成して優勝した
アイルランド
は世界ランキングが過去最高の二位となっています。ラグビー・ワールドカップ2019日本大会の組み合わせ抽選会の時はベスト4の中で最下位の4位だったのに・・・。でもオーソドックスな戦い方なので、アクシデントとアドリブに弱い日本代表としてはまだ組み易いかなと思っています。
自給率87%(13/15)
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南半球の強豪で、日本にスポーツ史上最高の番狂わせをプレゼントしてくれた
南アフリカ
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、そして前回大躍進した
アルゼンチン
は、周りにラグビー強豪国が無いのと、経済大国でないので、他国のプレーヤーは入っていません。
自給率100%(15/15)
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興味深かったので調べたら、
アメリカ
でも他国籍のプレーヤーが活躍しています。
自給率73%(11/15)
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自給率:直近のテスト・マッチ(ベスト・メンバーであろうゲーム)での先発15人中、自国出身のプレーヤーの割合を調べてみました。独断です。
日本はもともと
単一民族で、200年前までは鎖国をしていたので、外人がいると凄く目立ちます。米軍基地の近くに住んでいたので、アメリカ人の親子とラーメン屋の隣の座敷になり、黒人の6~7歳位の男の子が流暢な日本語でラーメンを注文したのを聞いて、とってもびっくりしました。
最後に
そんな閉鎖的な眼で見ると、外人のいっぱいいる日本代表に違和感を抱いてしまいますが、彼らの心には、私達以上に大和魂、武士道が宿っています。
一緒に日本代表を応援しましょう。
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