青春を走り続けろ

ラグビーの季節到来。

年末年始の恒例行事のひとつであり、高校生の憧れである『花園』。

弱小公立普通高校ラグビー部に入って、ルール・ブックを買って、ルールを覚えていた頃から、部室で先輩たちが話していた『花園』と言う言葉の意味は判りませんでした。合わせて『秩父宮』を初めて聞いた時には埼玉の山奥・秩父にあるんだろうとも思いました。

その後、『花園』は大阪にあるラグビー場のことで、高校ラグビーの全国大会が行われていることを知りました。大学ラグビーの当時は早慶明が人気・実力で抜きん出ていて、その華やかさをテレビで目にして、ラグビー部の門を叩いたきっかけになりましたが、テレビで観た高校ラグビーはヘッド・キャップを被りどこかあか抜けていない感があり、格好良く無く興味はありませんでした。

また、『秩父宮』は、都心の国立競技場の近くにあることも、その後、知ることになります。

西の『花園』、東の『秩父宮』は、共に日本では珍しいラグビー専用グラウンドです。

花園 秩父宮
正式名称 東大阪市花園ラグビー場 秩父宮ラグビー場
住所 大阪府東大阪市松原南一丁目1-1 東京都港区北青山二丁目8番35号
開場 1929年 1947年
収容人員 27,346人 24,871人
所有者 東大阪市 日本スポーツ振興センター

高校野球の甲子園同様、『花園』は、高校ラガーマンにとっての憧れ、聖地です。

そして全国大会は、年末年始に行われることから、この時期、注目される大会のひとつです。

全国高等学校ラグビーフットボール大会が正式名称です。

ちなみに高校生のラグビー全国大会は、春休みの3月末~4月に埼玉県熊谷で行われる全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会「センバツ」、9~10月に行われる国民体育大会ラグビーフットボール競技「コクタイ」、七人制なので7月に長野県菅平で行われる全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会があります。

開催期間

令和4年12月27日(火)~令和5年1月7日(土)

1回戦 12月27日
12月28日
2回戦 12月30日
3回戦 1月1日
準々決勝 1月3日
準決勝 1月5日
決勝 1月7日

出場校

北海道 北北海道 北見北斗 13大会ぶり38回目
南北海道 立命館慶祥 初出場
東北 青森県 青森山田 4大会連続4回目
岩手県 黒沢尻北 3大会連続8回目
宮城県 仙台育英 27大会連続29回目
秋田県 秋田工 3大会連続70回目
山形県 山形南 5大会連続3回目
福島県 勿来工 25年ぶり6回目
関東 茨城県 茗溪学園 11大会連続28回目
栃木県 國學院大栃木 23大会連続28回目
群馬県 明和県央 2大会ぶり9回目
埼玉県 昌平 3大会連続4回目
千葉県 流通経大柏 28大会連続30回目
東京都第一 國學院久我山 2大会連続43回目
東京都第二 目黒学院 3大会連続21回目
神奈川県 東海大相模 2大会ぶり10回目
山梨県 日川 17大会連続52回目
北信越 新潟県 開志国際 3大会連続3回目
富山県 富山第一 4大会連続14回目
石川県 日本航空石川 18大会連続18回目
福井県 若狭東 7大会連続34回目
長野県 岡谷工 2大会ぶり32回目
東海 岐阜県 岐阜工 5大会連続19回目
静岡県 東海大静岡翔洋 2大会ぶり12回目
愛知県 中部大春日丘 10大会連続12回目
三重県 朝明 11年連続13回目
近畿 滋賀県 光泉カトリック 4大会連続12回目
京都府 京都成章 9大会連続15回目
大阪府第一 常翔学園 8大会連続41回目
大阪府第二 東海大大阪仰星 4大会連続22回目
大阪府第三 大阪桐蔭 2大会連続16回目
兵庫県 報徳学園 7大会連続48回目
奈良県 天理 4大会ぶり64回目
和歌山県 近大和歌山 2大会連続4回目
中国 鳥取県 倉吉東 5大会ぶり12回目
島根県 石見智翠館 32大会連続32回目
岡山県 倉敷 2大会連続2回目
広島県 尾道 16大会連続17回目
山口県 大津緑洋 3大会連続32回目
四国 徳島県 城東 6大会連続16回目
香川県 高松北 4大会ぶり14回目
愛媛県 松山聖陵 4大会連続7回目
高知県 高知中央 4大会連続8回目
九州 福岡県 東福岡 23大会連続33回目
佐賀県 佐賀工 41大会連続51回目
長崎県 長崎北陽台 5大会連続21回目
熊本県 熊本工 3大会連続29回目
大分県 大分東明 2大会ぶり3回目
宮崎県 高鍋 12大会連続30回目
鹿児島県 加治木工 44大会連続4回目
沖縄県 名護 2大会ぶり20回目

初出場は南北海道代表の立命館慶祥。最多出場は秋田工の70回、連続最多出場は佐賀工の41年連続です。

公立高校は21校で41%、普通科高校が42校で82%、工業高校は9校で18%、男女共学が48校で94%です。

ここ数年間、花園での上位常連だった、神奈川代表の桐蔭学園、奈良代表の御所実業が県予選で敗退すると言うことからレベルは上がっていると感じます。ライバルがいると言うことはお互いに刺激・競う会うことで成長するからです。

シード校

春季大会、秋季大会の成績を考慮して、大会が決定します。

Aシード2校、Bシード10校で1回戦をシードされて2回戦からの出場となります。

A

報徳学園
東福岡
B








國學院大栃木
流通経大柏
東海大相模
中部大春日丘
京都成章
大阪桐蔭
東海大大阪仰星
天理
佐賀工
長崎北陽台

昨年優勝は、大阪代表の東海大大阪仰星で初の連覇を目指します。また、史上四校目の高校ラグビー三冠(センバツ、七人制、花園)を目指す兵庫代表の報徳学園、さらにセンバツ、七人制共に準優勝の福岡県代表の東福岡が優勝を争うことになりそうです。

開催場所

東大阪市花園ラグビー場

東大阪市松原南1丁目1-1

  収容人員
第1G
27,346人
第2G 1,300人
第3G
2,880人

全て天然芝です。

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最寄り駅

近鉄の東花園駅。徒歩10分。駅前はラグビーのまち花園らしく、初めて訪れた時は感動をし心が躍りました。花園ラグビー場へは一直線のスクラム・ロードを歩いて行きます。

駐車場

車の場合は、阪神13号東大阪線 水走ICが最寄りで、2km、6分くらいです。駐車場(普通車)1,000円/台、最大246台。満車の場合は、近隣にコインパーキングが数ヵ所あります。

テレビ観戦

大阪毎日放送(MBS)が全試合をインターネットで無料配信してくれます。県大会決勝から事前チェック出来ますのでこちらからどうぞ。

高校生のルール

身体つきは大人ですが、まだまだ成長期の未来ある高校生は安全の面からヘッド・キャップの着用が義務付けられていて、スクラムの押し合いは1.5mまでに制限されています。また試合時間が短くなっています。高校生のルールはこちらから。

日程

抽選会12月3日

1回戦

No 日時
会場 対戦
1 12/27 12:00 第3G 倉吉東 0-66 高鍋
2 12/27 12:00 第2G 大津緑洋 15-7 富山第一
3 12/27 13:25 第3G 日川 7-52 國學院久我山
4 12/27 13:25 第2G 近大和歌山 5-22 名護
5 12/27 13:25 第1G 岐阜工 38-15 高知中央
6 12/27 14:50 第3G 朝明 7-59 尾道
7 12/27 14:50 第2G 北見北斗 10-29 日本航空石川
8 12/27 14:50 第1G 高松北 0-130 大分東明
9 12/28 10:00 第3G 茗渓学園 53-0 光泉カトリック
10 12/28 10:00 第2G 青森山田 33-14 明和県央
11 12/28 10:00 第1G 石見智翠館 34-7 立命館慶祥
12 12/28 11:25 第3G 山形南 0-45 黒沢尻北
13 12/28 11:25 第2G 城東 24-26 倉敷
14 12/28 11:25 第1G 熊本工 7-19 昌平
15 12/28 12:50 第3G 目黒学院 83-0 勿来工
16 12/28 12:50 第2G 加治木工 7-0 若狭東
17 12/28 12:50 第1G 仙台育英 17-24 東海大静岡翔洋
18 12/28 14:15 第3G 松山聖陵 7-22 秋田工
19 12/28 14:15 第1G 岡谷工 10-54 開志国際

2回戦

No 日時
会場 対戦
20 12/30 09:30 第1G 報徳学園 47-3 高鍋
21 12/30 09:30 第2G 大津緑洋 10-26 國學院久我山
22 12/30 09:30 第3G 中部大春日丘 64-0 名護
23 12/30 10:45 第1G 岐阜工 10-43 佐賀工
24 12/30 10:45 第3G 常翔学園 30-31 尾道
25 12/30 10:45 第2G 日本航空石川 19-28 長崎北陽台
26 12/30 12:00 第1G 東海大大阪仰星 42-7 大分東明
27 12/30 12:00 第2G 茗渓学園 12-43 國學院栃木
28 12/30 12:00 第3G 天理 29-15 青森山田
29 12/30 13:15 第1G 石見智翠館 20-0 黒沢尻北
30 12/30 13:15 第2G 流通経大柏 43-12 倉敷
31 12/30 13:15 第3G 昌平 12-40 京都成章
32 12/30 14:30 第1G 大阪桐蔭 41-7 目黒学院
33 12/30 14:30 第2G 加治木工 7-55 東海大相模
34 12/30 14:30 第3G 東海大静岡翔洋 7-32 秋田工
35 12/30 15:45 第1G 開志国際 7-61 東福岡

3回戦

No 日時
会場 対戦
36 1/1 10:30 第1G 報徳学園 26-0 國學院久我山
37 1/1 10:30 第3G 中部大春日丘 8-9 佐賀工
38 1/1 11:55 第1G 尾道 15-17 長崎北陽台
39 1/1 11:55 第3G 東海大大阪仰星 22-7 國學院栃木
40 1/1 13:20 第1G 天理 15-8 石見智翠館
41 1/1 13:20 第3G 流通経大柏 7-26 京都成章
42 1/1 14:45 第1G 大阪桐蔭 55-0 東海大相模
43 1/1 14:45 第3G 秋田工 3-52 東福岡

準々決勝

No 日時
会場 対戦
45 1/3 10:30 第1G 佐賀工 18-24 東福岡
46 1/3 11:55 第1G 大阪桐蔭 12-15 京都成章
47 1/3 13:20 第1G 天理 8-5 長崎北陽台
48 1/3 14:45 第1G 東海大大阪仰星 21-31 報徳学園

準決勝

No 日時
会場 対戦
49 1/5 12:45 第1G 天理 12-26 報徳学園
50 1/5 14:30 第1G 京都成章 17-45 東福岡

決勝

No 日時
会場 対戦
51 1/8 14:05 第1G 報徳学園 10-41 東福岡

ラグビーは番狂わせの少ないスポーツと言われていましたが、2015年ラグビー・ワールドカップでの日本代表が強豪南アフリカに勝利したブライトンの奇跡、2019年ラグビー・ワールドカップ日本大会でのアイルランド戦勝利 など 驚くような結果もあります。

諦めないで、トライすることを学ぶ良い機会だと思います。

自分を信じて、仲間を信じて、

青春にトライ!!

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