練習はいつも本気

決してふざけてやっていた訳ではありませんが、高校生の部活と違い、社会人ラグビーの練習では、ついつい熱くなってしまうことも良くあります。熱き心で取り組むこと、最近無くなってきました。

🏉ライン・アウトで殴り合い

入社当時のキャプテンはフランカー⑦でライン・アウトのスローワーでした。I県のK工業高校でもキャプテンをしていて花園の全国大会でも準優勝をしています。キャプテンをやる人は、根っからのキャプテンで、大体の人は、小さい頃からキャプテンをずっと経験しています。

 

おそらくですが、小学校とかの小さい頃に仲間・友達が集まり、リーダー・シップのある人が出て来て、クラスやグループのリーダーとなり、チームに入るとリーダー即ちキャプテンとなり、更にキャプテンとしての責任感、統率力が磨かれて資質が伸びて行くのではないかと思われます。

 

そんなキャプテンの練習はいつも本気。ライン・アウトの練習でスローワーのキャプテンはスローイングのボールを投げると、すぐさまサポートに行きます。相手をするBチームの最前列の一番にはプロップのAさんが並びます。どちらも本気でやり合うので、サポートに行く同士でぶつかり合いがあるので、小競り合いが起きます。

 

だんだんとヒート・アップして、取っ組み合いになることもしばしば。ハーフ役をしていた私は、いつもヒヤヒヤしながら、ボールの場所を指示していました。練習では、頭に来た、次は殺してやるとかの言葉も登場して来ます。

 

信じられなかったのは、そんな次は殺し合うと言っていた二人なのに、寮に帰ると同じ部屋で仲良くお酒を飲んでいるんですね。お酒の力は凄いです。アフター・ラグビーはやめられません。

 

⛵戸塚ヨット・スクール

ウェイト・トレーングはポジション毎に分かれて行います。私はフランカーだったのでバック・ローのチームです。キャプテンのKさんと同じグループでした。このチームは当時話題となった戸塚ヨット・スクールにちなみ、戸塚チームと呼ばれていました。

 

あまり、ウェイト・トレーニングが得意でなかったKキャプテンが一番の年上で25歳、若手をしごいているの様子が、戸塚と呼ばれていました。キャプテンの一つ下のSK工業高校出身のKさんと私と同期のAA工業高校のC君の4人チームです。

 

ウェイト・トレーニングが苦手と言っても、ベンチ・プレス90kg、スクワット150kg、デット・リフトはチーム一の200kgを挙げていました。カールとかが力持ちの人達に比べると劣っていただけです。個人個人のmax測定をして、その結果から各々60%70%80%90%の重量を表にして貼り出しています。

 

ウェイト・トレーニングの時は、60%でウォーミング・アップして、70%10回、80%6回、90%3回、最後に70%10回挙げるトレーニングでした。個人個人によって重さを変えるのが面倒なので、Kキャプテンの重さで、皆がトレーニングするのが戸塚たる由縁です。

 

Kキャプテンが得意な種目は、皆にとって地獄でした。1回挙げるのがやっと、若しくは、挙がらない重量でも回数はしっかりとこなします。当然一人で挙がらないので、補助を付けますが、それがキツイ。もう力が入らないのに、回数を重ねます。

 

新人で入り、毎日昼休みの自主トレーニングでベンチ・プレスが100kgが挙がる様になるとKキャプテンより重い重量です。その時は、ウェイト・トレーニングの表に従って適切な重量でトレーニングをすることになります。

 

キャプテンの一つ下のKさんは高校時代はWTBウイングで、最近フランカーになったそうで、ウェイト・トレーニングは苦手でした。4月の初旬生まれでKキャプテンが2月後半生まれだったので、2ヵ月も変わらないのに、体育会と言うのは、一つ学年が違うと先輩後輩となり、ウェイト・トレーニングの時は新人の私達の様に虫けらの様な扱いでした。

 

皆、負けん気が強いので、与えられたトレーニングは、例え能力オーバーであっても、果敢に挑戦していました。スクワット、デット・リストの強い、Kキャプテンと同じ重量でスクワットをするKさん。肩にかかえて、台から持ち挙げるのがやっとです。

 

大声を出して気合を入れて何とか持ち挙げて後ろに下がります。しゃがんで立ち上がれません。バーベルを担いだまま、後ろに倒れました。死んだかと思いました。

 

その日は、練習後に、バーベルのチームでスナックに行きました。死ぬ思いをしていたKさんのおごりで美味しいお酒を皆で飲みました。キャプテンと言うのは、人使いが上手でおごって貰う時は先輩後輩関係無く、一つ下のKさんにKキャプテンもご馳走になっていました。

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