後出しジャンケン

ラグビーの勝敗

キックオフでボールを蹴って相手ボール。ボールをつないでトライを目指す。ディフェンスはタックルをしてボールを奪う。アタック攻め側はボールを奪われない限り攻めるチャンスがあります。ミスをしなければ、トライになります。

 

トライをしたら、トライを取られた側のキックオフでゲームが再開されます。通常はトライした側がボールをキャッチしてアタックしますが、自陣に蹴り込まれているので、陣地挽回でキックを使うことが多いです。

 

するとトライされた側に攻撃権が移り、ボールをつないで攻めます。ミスをしなければ、トライになります。

 

この繰り返しをして行くと、ミスが両チーム共に無ければ、トライの取り合いとなります。乱打戦となり、観ているには面白い展開です。前半40分、後半40分の80分間で、どちらが多く得点出来るかで勝敗は決まります。

 

ラグビーの華、タックル

ところが、ラグビーには、ディフェンスに許された唯一の戦法であるタックルがあります。タックルするディフェンスのプレーヤーは勇気を持って前に出て来ます。アタックするプレーヤーも勇気を持って前に出ないと負けてしまいます。

 

ディフェンスに許されている唯一の戦法であるタックルが、ラグビーの勝敗に大きく影響します。アタックにプレッシャーをかけることによって、ボールを落とすノックオンをしたり、無理にパスをしようとして、ボールを前に投げてしまいスロー・フォワードとなったり、ボールを奪われたりします。

 

ボールをつなぐ

一対一の場面では、相手を抜けなければ、ボールを継続します。相手ディフェンスと当たる前に味方がいれば、パスをつなぎます。パスする味方がいなければ、相手ディフェンスに当たって味方のサポートを待ちます。

 

100m×70mのグラウンドの中で相手がいない場所を攻めるのが、ボールを前に進める為には有効です。

 

ボールを持ったプレーヤーは、1mでも一歩でも前に出ることによってトライに近づきます。ボールがある地点から真っ直ぐに前に進むのが、トライの最短コースです。

 

力の強いプレーヤー、足の速いプレーヤー、背の高いプレーヤー、地面にあるボールを拾い上げるのが得意なプレーヤー、狭い場所を通り抜けられるプレーヤーの長所を活かすのが、チーム・プレーになります。

 

コミュニケーションが大切です

ボールを持ったプレーヤーはボールを前に投げなければ何をしても良いのがラグビーの特徴です。パス、キック、ボールを持って走っても良い、相手に当たりに行っても良いのです。

 

味方のプレーヤーは、ボールを持ったプレーヤーをサポートします。何をするか判らないので、コミュニケーションが大切です。

 

サポートするプレーヤーが内側や外側に走ってサポートすることによって、走るスペースが出来るのであれば、走ってパスを貰う様にサポートをします。ボールを持っているプレーヤーに意思表示をして伝えることで有効な攻撃になります。

 

キックの有効活用

走ってボールをつなぐだけが戦法ではありません。体力を温存して地域を前に進めるキックを使うのも有効な手段です。

 

相手ディフェンスの裏にスペースがあれば、ボールをキックして貰って、ボールを取るのも有効な攻撃です。キックを使ったパスです。キックの場合には前にボールを進めることが出来ます。

 

相手ディフェンスのマークが厳しい時には、当たってボールをキープして、次の攻撃につなげるのが良いでしょう。

 

スペースを創る

ボールを持っているアタック側が走れるスペースがあると言うことは、前に走ることによって、新たに空いているスペースを創り出すことも可能です。相手ディフェンスのタックルを貰いながらオフロード・パスでパスをつないだり、前に出ながら相手ディフェンスをかわしたりすることで大きなチャンスを創れます。

 

自分の判断したプレーが成功して、ボールを持って走れたり、ボールを前に進められたり、トライが出来たら、とても嬉しいものです。

 

プレーヤーの数的優位を創るためには、走れる・動ける体力が必要です。相手より少しでも速くボールに走りましょう。

 

ボールは止まっていないので、走っている間に、何処に動くかを予想して動くことがとても大切です。味方のサイン・プレーの動きを理解して、ボールの方向に動きながら、プレーの状況を見ながら動きます。味方のプレーヤーのくせを知っていると、先のプレーが予想し易いものです。

 

ボールをインゴールに運んでトライをすることが最大の目標です。体力的に優っていれば、その優位性を活かしてボールを前に進めます。

 

押し込む力が強ければ、ボールを持って押し込むのが良いし。走るのが速ければ、走る競争にすれば良いのです。

 

後出しジャンケン

が、互角の場合や、劣る場合には、相手ディフェンスの動きと反対を攻めるのが有効です。横綱相撲、風車の理論です。

 

攻めさせて、隙をつく。相手の力を利用して勝つ。ボールを持っているのはこちらなので、相手ディフェンスは攻めてはいないのですが、プレッシャーをかけに前に出て来る隙間、ギャップ段差を見つけて、攻めると有効な攻撃になります。

 

後出しジャンケンで負けることはありません。相手の動きを見て、攻める意識をしてみて下さい。

相手ディフェンスのマークが無い場所を攻めるのが有効です。

ディフェンスの上りが速くてプレッシャーがきつかったら、マークがずらしたり、フォーワードで押し込んで、ディフェンス・ラインを下げたり、キックを使ってディフェンスの裏を付いてみるのも良いです。

 

相手の動きの逆を付くのが有効的な攻撃です。マークの遅れた所、スピード勝負で勝てそうな所、力勝負で勝てそうな所を瞬時に見つけて攻められると満点です。

 

グーを出して来る相手に、グーで力勝負をしなくて良いのです。パーを出せば勝ちです。

 

ディフェンスの心構え

反対にディフェンスの場合は、ボールを持っているアタックのプレーヤーに考える時間を与えないことです。

 

勇気を持って、前にプレッシャーをかけることによってアタックのプレーヤーの考える時間を奪います。

 

アタックしてくる相手をマークして、隙を作らないで、一斉にプレッシャーをかけます。

  

自分の考えたプレーが成功したり、失敗したり、味方が、どう思っていたかを聞いたりしながらの反省会と言う名の飲み会は楽しいものです。飲みニケーションはもっと大切です。

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