修羅場の新入社員教育

職場実習が終わると、正式配属になります。私の入った会社は7/1付けの配属です。4/1に入社式があり、1週間の新入社員研修で社歌斉唱、預貯金の勧め、社内預金、財形貯蓄の説明、借金・サラ金の説明など、挨拶、電話マナーの練習をして、職場実習を3ヵ月弱の期間行いました。私達の時は製造現場での実習でしたが、過去には営業実習を行った人・年代もあった様です。

115千円から朝・昼食代1万円(≒200*20*2)を引いて、ラグビー部の食費と部費を払って、△6千、寮費(社宅家賃と光熱費)で△2万円、残りは自由に使えました。お酒に使うのも良いし、美味しい食べ物を食べに行ったり、車のローンの支払いにしても良いし、洋服を買うのも良いのですが、しっかりと貯めている人と比べると、5年もすると大きな差になります。

実際、私は社内預金+財形で1万5千円の貯蓄で24歳で結婚する時に100万円位でしたが、同期の人は300万円も貯めていた人もいました。その差額の200万円で車を買って、辛いけど楽しくて美味しいお酒も沢山飲みました。

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無ければ無いなりに生活は出来るので、余ったら貯めよう。なんて思っていたら、絶対に貯められません。給料天引きで簡単に降ろせない社内預金、財形貯蓄は良かったです。当時の社内預金の年利は7%もありました。

 

ラグビー部の先輩で、入社試験が合格して上京はしたものの、景気が悪くなり、入社式が保留となり、帰省して半月の間、連絡待ちの自宅待機を命じられた人もいました。1975(昭和50)頃です。一学年下の後輩が、東京に行ったはずのその先輩を駅で見かけて、びっくりしたと言うエピソードを何回も聞きました。

 

高卒での就職は、工場採用で私達の同期入社は約80名でした。数名、専門学校卒の人(高専卒)が数名いました。女性は10名位でした。工場は郊外ですが、東京なので、地元の東京出身の人は10名位で、北海道、東北、新潟、北関東、九州出身者です。沖縄出身はいませんでしたが、行ったことも無い地域出身者ばかりです。関西、名古屋などの東海出身者はいませんでした。関西・東海はその地元に就職先があるのでしょう。 

自宅から通えない人には、工場から徒歩10分位に会社の寮があり、寮生がほとんどです。社会人になったので、最寄りの駅前の居酒屋で飲んで帰ることもありました。次第に飲む仲間も増えて行きました。

 

80名の新入社員は事務職(受付、電話交換手、経理、生産)10名位、技術職(設計、製造技術、品質)30名位、他は技能職(製造現場)です。高卒の18歳の人が集まるので、皆仲良しと言う訳にはいきません。

 

同じ地元や地元が近い人達は、かたまります。東京出身者もまとまります。ラグビー部は当然かたまります。血気盛んな若者ですから、自己主張の強い人やトップに立ちたい人がいるもので、いつしか、ラグビー部 対 東京九州連合の図式が出来てしまいます。

 

両方に属している私としては、一触即発の状況を和ませるのが大変でした。新入社員研修の最後は23日で近くにある青年の家に行って、グループ討議をして、職場配属に向けての決意表明をして終わりとなりました。自己主張をしたがっていたグループ抗争は、現場実習が始まると、実習先で対決していた仲間とも、同じ釜の飯を食った仲間の様に、とたんに対決の構図は無くなりました。

 

私が高校三年生の夏に工場見学した時に、工場の従業員の平均年齢は33歳と言う、若い人達が多く働いている工場です。工業がまだまだ盛んになる良い時代でした。因みに前々年は50名位、前年は70名位、翌年は80名、翌々年は100名の高卒新人が入社しています。

 

1985(昭和60)の大卒新入社員月給144,541円、私達高卒は△3万円の初任給だったと思います。ビール大瓶310円、タバコはセブン・スターが200/箱、ラーメン一杯330円、マクドナルドのハンバーガー230円でした。バブル時代の始まりです。

 

この頃は、人生で唯一、太りたいと思っていた時期でした。ラグビー部に入り、ラグビー部の人達の大きさに驚き、力強さに驚き、ご飯を一杯食べる様にしました。学校・高校と違い、働くのは、朝8時から夕方の5時までです。朝は高校より通勤時間分の1時間早く起きて、夕方は5時まで仕事・研修をして、ラグビー部だと練習があるので終了時間は8時頃です。

 

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昼休みに昼食を食べても、夕方は途中でご飯を食べられないので、お腹がペコペコです。あまり沢山食べる方では無かったのですが、無理をして沢山食べる様にしました。人間の胃と言うのは、大きくなるものです。一年もするとどんぶり飯を楽に二杯は食べていました。入社時の体重65kgは、73kgまで増えました。もちろん筋肉で。

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