グランド・スラム grand slamとは、
その年の主要な大会全てに勝つこと
目次
テニス
四大大会は、全豪オープン、全仏オープン、全英オープン、全米オープン
男子シングルス
1938年、ドン・バッジ(アメリカ) Don Budge
1962、1969年、ロッド・レーバー(オーストラリア) Rod Laver
女子シングルス
1953年、モーリーン・コノリー(アメリカ) Maureen Connolly
1970年、マーガレット・スミス・コート(オーストラリア) Margaret Smith Court
1988年、シュテフィ・グラフ(西ドイツ) Steffi Graf
男子ダブルス
1951年、フランク・セッジマン、ケン・マグレガー(オーストラリア) Frank Sedgman, Ken McGregor
女子ダブルス
1960年、マリア・ブエノ(ブラジル) Maria Bueno
1984年、マルチナ・ナブラチロワ、パム・シュライバー(アメリカ) Martina Navrátilová, Pamela Shriver
1998年、マルチナ・ヒンギス(スイス) Martina Hingis
混合ダブルス
1963年、ケン・フレッチャー、マーガレット・スミス(オーストラリア) Ken Fletcher, Margaret Smith Court
1965年、マーガレット・スミス(オーストラリア) Margaret Smith Court
1967年、オーウェン・デビッドソン(オーストラリア) Owen Davidson
全豪オープン
Australian Open
1905年に始まった
1月後半にオーストラリアのメルボルンで開催
メルボルン・パーク Melbourne Park
ロッド・レーバー・アリーナ Rod Laver Arena収容人数15,000人
全仏オープン
French Open(Les Internationaux de France)
1891年に始まった
5月末から6月初めにかけてフランスのパリで開催
スタッド・ローラン・ギャロス Stade Roland Garros
フィリップ・シャトリエ・コート収容人員15,000人
クレー(赤土)コート
全英オープン
The Championships
1877年に始まった
6月最終月曜日から2週の日程で英国のロンドンで開催
ウィンブルドン Wimbledon
センターコート Centre Court収容人員15,000人
芝生コート、白のウェアを着用
全米オープン
U.S. Open Championships
1881年に始まった。
8月の最終月曜日から2週間の日程でアメリカのニューヨークで開催
USTAナショナル・テニス・センター
アーサー・アッシュ・スタジアム Arthur Ashe Stadium収容人員22,547人
ゴルフ
四大大会は、マスターズ、全米オープン、全英オープン、全米プロゴルフ選手権、
マスターズ
The Masters Tournament
1934年に始まった
4月2週目の日曜日が最終日になるようにアメリカのジョージア州オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブで開催
招待された名手(マスター)しか出場できないゴルフの祭典
優勝者にはグリーン・ジャケットが贈られる
➜マスターズの記事へ
全米オープン
U.S. Open Championship
1895年に始まった
6月中旬にアメリカで開催
非常に深いラフと狭いフェアウェイの難コースを設定
全英オープン
The Open Championship
1860年に始まった
7月中旬に英国で開催
5年に1回はゴルフの聖地セント・アンドリューズ St Andrewsで開催
あるがままの自然の状態のコースと悪天候が名物
全米プロゴルフ選手権
PGA Championship
1916年に始まった
8月中旬にアメリカで開催、2019年からは5月開催
当初はマッチ・プレー方式だった
年間グランド・スラムはいなく、キャリア・グランド・スラムは、
ジーン・サラゼン(アメリカ)Gene Sarazen
ベン・ホーガン(アメリカ) Ben Hogan
ゲーリー・プレーヤー(南アフリカ) Gary Player
ジャック・ニクラス(アメリカ) Jack Nicklaus
タイガー・ウッズ(アメリカ) Tiger Woods
です。
ラグビー
では、六ヵ国対抗戦に全勝で優勝することを言います。
六ヵ国対抗戦
とは、英国のイングランド England、スコットランド Scotland、アイルランド Ireland、ウェールズ Walesとフランス France、イタリア Italyが総当たりで対戦する大会で2月~3月に行われます。
過去、グランド・スラムを達成したのは、
1908年、ウェールズ
1909年、ウェールズ
1911年、ウェールズ
1913年、イングランド
1914年、イングランド
1921年、イングランド
1923年、イングランド
1924年、イングランド
1925年、スコットランド
1928年、イングランド
1948年、アイルランド
1950年、ウェールズ
1952年、ウェールズ
1957年、イングランド
1968年、フランス
1971年、ウェールズ
1976年、ウェールズ
1977年、フランス
1978年、ウェールズ
1980年、イングランド
1981年、フランス
1984年、スコットランド
1987年、フランス
1990年、スコットランド
1991年、イングランド
1992年、イングランド
1995年、イングランド
1997年、フランス
1998年、フランス
2002年、フランス
2003年、イングランド
2004年、フランス
2005年、ウェールズ
2008年、ウェールズ
2009年、アイルランド
2010年、フランス
2012年、ウェールズ
2016年、イングランド
2018年、アイルランド
です。
また、南半球の強豪国が欧州遠征をして、英国四ヵ国のホーム・ユニオン Home Unionに全勝することもグランド・スラムと言います。
過去、グランド・スラムを達成したのは、
1912–13年、1931–32年、1951–52年、1960–61年
1978年、2005年、2008年、2010年
1984年
です。
野球の満塁ホームランをグランド・スラムとも言います。
テニス、ゴルフ、ラグビー、どれも緑が多い高原の避暑地でプレーするのは一緒なのですが、優雅なレジャーと違い、ラグビーは痛いし激しいです。でも楽しいのは何故なのでしょう。