荒ぶる 早稲田が明治に勝って大学日本一

早稲田大学ラグビー蹴球部の第二部歌。大学日本一になった時に唄うことから、荒ぶるを唄うために厳しい練習に耐えて、この日を目指しています。四年生は卒業後に結婚式など公の場で唄うことが許されているそうです。

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早稲田ラグビー、過去の大学日本一

年度 決勝 監督 キャプテン
1965年 昭和40年 16-5 法大 横井久 矢部達三
1966年 昭和41年 18-3 法大 結城昭康 藤本(蒲原)忠正
1970年 昭和45年 14-9 日体大 日比野弘 大東和美
1971年 昭和46年 18-3 法大 白井善三郎 益田清
1973年 昭和48年 29-6 明大 日比野弘 神山郁雄
1974年 昭和49年 18-0 明大 日比野弘 石塚武生
1976年 昭和51年 34-6 明大 大東和美 豊山京一
1987年 昭和62年 19-10 同大 木本建治 永田隆憲
1989年 平成元年 45-14 日体大 佐藤秀幸 清宮克幸
2002年 平成14年 27-22 関東学院大 清宮克幸 山下大悟
2004年 平成16年 31-19 関東学院大 清宮克幸 諸岡省吾
2005年 平成17年 41-5 関東学院大 清宮克幸 佐々木隆道
2007年 平成19年 26-6 慶大 中竹竜二 権丈太郎
2008年 平成20年 20-10 帝京大 中竹竜二 豊田将万
2019年 令和元年 45-35 明大 相良南海夫 齋藤直人

荒ぶる吹雪の逆巻くなかに

球蹴る我等は銀塊くだく

早稲田のラグビーは斯界になびき

いざゆけ我等がラグビーワセダ

ラ ラ ワセダ ラ ラ ワセダ

ラ ラ ラ ラ ワセダ

11年ぶりのお披露目となりました。

勝ち上がり方はこちらから

決勝

明大

関東大学ラグビー対抗戦優勝(4年ぶり29回)
田中澄憲監督(報徳学園明大)2年目、選手85名
安昌豪 大阪朝鮮 4年
武井日向 國學院栃木 4年
笹川大五 明大中野 4年
片倉康瑛 明大中野 3年
箸本龍雅 東福岡 3年
石井洋介 桐蔭学園 4年
繁松哲大 札幌山の手 3年
坂和樹 明大中野八王子 4年
飯沼蓮 日川 2年
山沢京平 深谷 3年
山﨑洋之 筑紫 4年
射場大輔 常翔学園 4年
森勇登 東福岡 3年
山村知也 報徳学園 4年
雲山弘貴 報徳学園 2年
松岡賢太 京都成章 4年
山本耕生 桐蔭学園 2年
大賀宗志 報徳学園 1年
髙橋広大 桐蔭学園 3年
柴大河 國學院久我山 3年
21 丸尾祐資 報徳学園 1年
22 児玉樹 秋田工高 2年
23 石川貴大 報徳学園 3年

早大

関東大学ラグビー対抗戦2位(一昨年優勝、36回)
相良南海夫監督(早大学院➜早大)2年目、選手67名
久保優 筑紫 3年
森島大智 早稲田実業 4年
小林賢太 東福岡 2年
三浦駿平 秋田中央 4年
下川甲嗣 修猷館 3年
相良昌彦 早稲田実業 1年
幸重天 大分舞鶴 4年
丸尾崇真 早稲田実業 3年
齋藤直人 桐蔭学園 4年
岸岡智樹 東海大仰星 4年
古賀由教 東福岡 3年
中野将伍 東筑 4年
長田智希 東海大仰星 2年
桑山淳生 鹿児島実業 4年
河瀬諒介 東海大仰星 2年
宮武海人 早稲田学院 2年
横山太一 國學院久我山 2年
阿部対我 早稲田実業 2年
中山匠 成城学園 4年
大﨑哲徳 國學院久我山 2年
21 小西泰聖 桐蔭学園 1年
22 吉村紘 東福岡 1年
23 梅津友喜 黒沢尻北 4年

試合経過

日程 対戦 会場
1/11 14:30 早大 45-35 明大 新国立競技場

前評判は昨年王者のメイジ。関学に苦戦したものの、『前へ』の教えの通り、素材を活かした、伸び伸びとしたタテのメイジ、パワフルな突進と力強いスクラムから重戦車と呼ばれていた伝統に加え、バックスの展開力、連続攻撃も身に付けて盤石に思えました。

早明戦は前評判と反対の結果になる。と言うジンクスが今回も効きました。対抗戦の早明戦の完敗から大学選手権では圧倒的な攻撃力を魅せたワセダ。伝統のヨコのワセダだけでは無く、FWも強くなりました。サイズで劣る相手にも低い重心と集散の速さで勝負するのは、やっぱり伝統です。緻密なワセダならではの、細かいことをきっちりやった結果です。

決勝とあって舞台はラグビーでは初となる新国立競技場、レフリーもトップ・レフリーの揃い踏みです。ワールドカップでアシスタントを務めた久保修平さんがレフリー、アシスタント・レフリーは戸田京介さんと麻生彰久さん。

しかしそんなトップ・レフリーをも欺くワセダのSHキャプテンの齋藤の球捌きは見事でメイジを翻弄しました。

先制は慎重にPGでワセダ、6万人近くの大観衆に落ち着かないのはメイジ。スクラムで圧倒はするものの、攻めると、低く鋭いタックルのワセダ・ディフェンスにペースをつかめない、つまり、緊張感は肉弾戦にはあまり影響しないようです。そして緻密に練った精度の高いプレーで電光石火のトライを奪うと連続でトライ。まさか、まさか、まさか、まさかの31得点でメイジを完封して前半を終えました。ワセダの大舞台での集中力は圧巻でした。

後半に入ると、開き直ったか、落ち着きを取り戻したメイジ、後半に先制するとすかさずワセダも追加点、その後はやっぱり底力のあるメイジの逆襲が始まります。3連続トライを取りますが、前半の大量失点は大きすぎました。

後半は前半の31失点を上回る35得点で、10点差まで詰め寄りますが、ここでもワセダが突き放し、残り時間からすると勝負ありの場面、諦めないメイジは意地のトライで再び10点差まで行きましたが、1チャンスでひっくり返せない点差だと相手を焦らせるには至らずにここまででした。

大学生と言う成長過程の中で、シーズン終盤に向けてチームとして成長したワセダの仕上げ方には見習いたいものです。負けはしたものの後半巻き返したメイジの修正能力も沢山のお宝がありそうです。

両校のOBではありませんが、日本ラグビーを支えて来た伝統校の活躍には誇らしいものがあります。仲間を想う気持ち、一丸となって闘う姿、そして仲間と分かち合う喜びは感動がありました。これから始まる新国立競技場でのラグビーの名勝負を期待させる一戦でした。

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