ラグビー流のブザービター

 ブザー・ビター buzzer beaterとは、バスケットボールでゲーム終了前に投げられたボールが空中にいる間にゲーム終了となってゴールが成功して得点となることを言います。バスケットボールは時間になったらプレー中でもゲーム終了です。ゲーム終了時に既にプレーヤーの手から放たれたボールはゴールが決まれば得点が認められるのです。

 

ラグビーの場合は、プレーが途切れるまでゲーム終了にならないので、ブザー・ビターの時間がとっても長いのです。ゲーム終了となってからの1プレーで勝敗が決まることが最近多くなってきました。まさに死闘です。それだけ実力が拮抗してきているからでしょう。

 

国の代表の対戦の国際マッチ(=テストマッチ)、スーパーラグビー、トップリーグはタイム・キーパー制で、レフリーとは別の人が試合時間を計っていて、ゲーム終了時間になるとブザーやサイレンを鳴らします。

 

ゲーム終了のノーサイドのホイッスルはレフリーです。ラグビーはプレーが継続している間は、ゲームを止めません。また、反則があってプレーが途切れても、ゲーム終了のノーサイドにはなりません。更に、ラグビーにはアドバンテージと言うルールがあるので、反則があっても攻撃側が有利な場合、プレーが止まりません。

 

そんなこんなで、ラグビーのノーサイドは、試合終了時間を過ぎることが多いです。一般の試合は、40分の前後半。10分近く続くこともありました。

➜高校生以下の試合時間はこちら

 

かつては、インジュアリー・タイムと呼んでいました。レフリーが自分で時間を計っていて、時間を止めるのは、怪我の治療の時だけだったから、そう呼ばれていました。

 

タイム・キーパー制になってからは、怪我の治療の他にも選手交代、TMO(Television Mach Official:ビデオ判定)、時には通信機器の不調などで時間が止まるので、単純にロス・タイムと言います。ちょっと味気ないです。

 

実力が拮抗していると接戦になるのは当たり前。得点されたら、キックオフでボールを相手陣にキックするので、相手が陣地を挽回しようとキックをすれば、攻撃するチャンスが与えられます。

 

トライが取れたり、反則でペナルティ・ゴールを得たり、コンバージョンの成否で点差が一定ではないところが、ラグビーならではの面白さです。

➜ラグビーの得点はこちら

 

勝ったゲームでは、自分達のプレーが出来た。負けたゲームでは、自分達のプレーが出来なかった。と良く言います。ミスしてしまうと、得点のチャンスを逸してしまうし、得点されてしまうからです。

 

最後の最後まで接戦で最後のワン・プレーで逆転と言うゲームがあります。

 

想い出深いのは、平成三年、神戸製鋼が日本選手権七連覇をした時の三連覇目の社会人大会の決勝・三洋電機戦は劇的な逆転劇でした。オーストラリア代表のウイング、イアン・ウイリアムスの同点トライは奇跡的でした。

 スポーツ史上最大の番狂わせとなった前回ワールドカップの南アフリカとの初戦は感動的な大大大逆転劇でした。

感動的な想い出

前回ワールドカップの記事

 

最後まで諦めないひたむきなプレーヤーの想いがこもった時間帯です。一方で、いつ終わるかプレーが止まる度にヒヤヒヤしていた頃は、ノーサイドの感動もひとしおでした。レフリーの演出効果もあったでしょう。

この頃は、タイム・キーパー制のアメリカン・フットボールでリードしているチームがボールを保持していると、攻撃権を保持しながら時間を潰す、時間つぶしが、嫌だと言う人がいて、レフリーの器量でハラハラドキドキのラグビーが面白いとも言われていました。サッカーみたいにロス・タイムの表示もなかったので、いつ終わるのかはレフリーだけが知っていました。時計の電池が無くなったらどうなるんだろうと心配もしましたが、一度も聞いたことはありません。

 

実はラグビーで、ブザー・ビターとは聞いたことがありません。夏休みの宿題のように締め切り間際の粘りは、火事場の馬鹿力が出るものです。ノーサイドの笛が鳴るまで、諦めない姿を応援しに是非、グラウンドに足を運んでみて下さい。

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