ラグビーが強くなるには

ラグビーをする人達は誰しも、ラグビーが上手になりたい。強くなりたいと思っているはずです。ラグビーの日本代表や海外の一流プレーヤーは大きな身体をしていて、いかにも強そうです。

 

🏉ラグビーが強くなるには

三年生になると、春季大会のまたもや一回戦負けの後の練習試合では、連戦連勝が続きました。三校リーグ(S高校、F高校)や近隣の公立校との対戦にことごとく勝利しました。

 

やっぱり経験でしょうか。同じチームで長くプレーすることで、お互いの思いや動きが理解出来たり、周りが見える様になって視野が広くなった気がします。この場面では、ここに動けば良いと言うことが、自然に身に付いていたんだと思います。

 

ラグビーは二度と同じ場面は無いと言われる程、複雑な動きの組み合わせで試合が成り立っています。練習では、ある場面を想定して動きの確認をしますが、試合では練習した通りにはなりません。相手のマークの仕方も変わるだろうし、プレッシャーのかけ方も変わるだろうし、相手もその時になって、自分で判断して、良いやり方・方法に変えている訳です。

 

ですので応用が重要になって来ます。自分がパスをする筈だったのに、パス・ダミーをして走ってしまうこともあるでしょう。その時の状況で、パスしない方が良いと判断したからでしょう。大事なのは、その後のプレーです。味方がサポートに来てくれるかです。ラグビーは15人で行うスポーツなのでボ―ルを持っていないサポートのプレーヤーがどう動くかで戦況が大きく変わります。 

サイン・プレーの通りに行かなくても、試合は継続します。何故、そうやって動くのかを理解することが重要なのです。サイン・プレーと違ったプレーを判断したことは、その後のプレーがどうなったかに関わらず、良かったことですが、チームとして、どうだったかを試合の後は話し合うと良いと思います。

 

サイン・プレーを考える

サイン・プレーを練習で試してみる

サイン・プレーを練習する

裏・逆の動きも練習する

動きを理解する

ことで、とっさの変化にも対応出来る様になります。

サポートしているプレーヤーは声を出しましょう。

間違っても、滑舌が悪くても、呂律が回らなくても、舌が回らずにもつれてしまっても良いのです。『ヘイ !!、ヘイ !!』でも『パス !!、パス !!』でも良いです。居場所を知らせることが目的なので大きな声を出しましょう。 

15人が瞬時に良い判断が出来て、良い動きが出来ることが強くなる原則です。

その為には、

 体力・走力は必要だし、

 反復練習は必要だし、

 マイ・ボールのセット・プレー(スクラム、ライン・アウト)での確保は必要だし、

 タックルしないといけないし、

と盛り沢山。

身体だけで無く、頭を使ってラグビーを上手になりましょう。

 

ひと昔前(1980年代、昭和の終わり)と比べると、プレーヤーの体格や運動能力は格段に高くなって来ています。更に花園の全国大会に出場するチームの学力が上がって来ていると思っています。ひと昔前には考えられなかった様な進学校が出場して常連校となっているのは、ラグビーは頭も使うスポーツだからです。

 

私は、ひと昔前の人間なので、ついつい、公立の工業高校を応援したくなります。

頑張れ、秋田工高、盛岡工高、黒沢尻工高、熊谷工高、伏見工高、御所工高、佐賀工高。

(名前が変わってしまった学校もありますが)

 

🏉ラグビーのルール

ラグビーはルールが難しい。と言われます。その通りです。でもルールが難しそうと言うことで、ラグビーすることをためらっている人かいるとしたら、安心してラグビーを始めて下さい。私もルールを知らないでラグビーを始めました。

 

ラグビーを始めて観たのはテレビでスロー・フォワードとノック・オンだけ知っていました。そんな状態から高校でラグビー部に入り、徐々にルールを覚えて行くものです。ラグビーを始める人は、ボールを前に投げてはいけないスロー・フォワードだけ知っていれば大丈夫です。

 

高校のラグビー部では一年生の新入部員が入ってくると雨降りを利用してミーティングでルールの勉強会が行われました。先輩が黒板を使って説明をしてくれました。

 

練習でオフ・サイドを覚える様になります。オフ・サイドは説明だけでは、難しくてなかなか理解しにくいですが、グラウンドでプレーしながら説明されると理解出来るようになります。

 

難しい説明を文章に書くと、こうなります。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
楽天で日本代表ジャージを購入する Amazonで日本代表ジャージを購入する

ボールより前でプレーしてはいけない

(実は簡単です)

しかし、色々な条件や状況があるので、難しいのです。

 

ボールとは、人が持っている場合は人。

密集(スクラム、ライン・アウト、モール、ラック)の場合は、人の固まりがボールとなります。

 

スクラムの定義:

スクラムの目的は 、軽度の反則あるいは競技の停止があった後 、早く 、安全に 、公平に試合を再開することである。

スクラムは、フィールドオブプレーにおいて、互いにバインドして3列になった8人ずつのプレーヤーによって形成され、双方のフロントローは頭を交互に組み合う。組み合うことによってトンネルが形成され、そこに、双方のフロントローが左右どちらか片方の足でフッキングすることによりボールを獲得するよう、スクラムハーフがボールを投入する。双方の、スクラムに参加していないプレーヤーでスクラムハーフ以外のプレーヤーのオスサイド・ラインは、スクラムに参加する各チームの最後尾のプレーヤーの足の位置よりも 5m後方のラインとなる。

ライン・アウトの定義:

ライン・アウトの目的は、ボールがタッチになった後、2列に並んだプレーヤーの間にボールを投入することによって、早く、安全に、公平に試合を再開することである。

ライン・アウト・プレーヤーとは、ライン・アウトに2列に並んでいるすべてのプレーヤーをいう。ライン・アウトに参加していないプレーヤーは、ライン・アウトが終了するまで、ライン・オブ・タッチ(ボールがタッチになった地点)から少なくとも10mあるいは味方のゴール・ラインのうち、いずれか近い方の後方に、いなくてはならない。

モールの定義:

モールは、ボールを持っているプレーヤーが、相手側の1人またはそれ以上のプレーヤーに捕らえられ、ボールキャリアーの味方1人またはそれ以上のプレーヤーがボール・キャリアーにバインドしているときに成立する。つまり、モールが成立するには、少なくとも3人のプレーヤーが必要で、3人とも立っていなければならない。3人とはボールキャリアーと双方から1人ずつのプレーヤーである。参加しているすべてのプレーヤーはモールの中に引き込まれているか、バインドされていなければならず、かつ立ったまま、ゴール・ラインの方向に前進していなければならない。

双方のチームに1本ずつ、ゴール・ラインに平行して2本のオフサイド・ラインが発生する。それぞれのオフサイド。ラインはモールの中の最後尾の足を通る。最後尾の足が、ゴール・ライン上、またはゴール・ラインの後方にある場合、防御側のオフサイド・ラインはゴール・ラインとなる。

ラックの定義:

ラックとは、双方の一人またはそれ以上のプレーヤーが立ったまま、身体を密着させて、地上にあるボールの周囲に密集するプレーのことをいう。ラッキングとは、ラックに参加しているプレーヤーが、不正なプレーを行うことなく、足を使ってボールを獲得またはキープしようとすることをいう。

双方のチームに1本ずつ、ゴール・ラインに平行して2本のオフサイド・ラインが発生する。それぞれのオフサイド・ラインはラックの中の最後尾の足を通る。最後尾の足が、ゴール・ライン上、またはゴール・ラインの後方にある場合、防御側のオフサイド・ラインはゴール・ラインとなる。

スクラム、ライン・アウトに参加しているプレーヤーはモール、ラックと同じ扱いで、参加していないプレーヤーは、スクラムは5m、ライン・アウトは10m自陣側に下がった地点がオフ・サイド・ラインになります。スクラムとライン・アウトの時、スクラム・ハーフは特別扱いでボールの地点まで行くことが出来ます。

 

ボールは前に投げてはいけないので、ボールは後ろ(自陣側)から貰う

この原則を理解出来ると、オフ・サイドも理解し易いと思います。密集に参加するには、後ろから参加します。前、横から参加してはオフ・サイドになります。

 

タックルしたボール、タックルされたボールを拾う時も後ろから参加します。前、横から参加してはオフ・サイドになります。

 

キックのボールは味方がキックした地点が起点となり、後ろ(自陣側)にいたプレーヤーはボールを取りにいけますが、前(相手陣側)にいたプレーヤーはオフ・サイドになります。後ろにいたプレーヤー(オン・サイドのプレーヤー)に追い越されたら、プレーが出来ます。

 

オフ・サイドの他にも、

タックルされたらボールを離す。

首より高くタックルには行ってはいけない。

フェアー・キャッチ。

キック・オフ。

タッチ・キック。

などなど、沢山のルールがありますが、都度覚えて行けば良いのです。

 

ボールを持ってタッチに出たら、相手ボールのライン・アウト位は知っておきましょう。タッチ・ライン近くを走る時には、タッチに出ない様に走りましょう。タッチ・ラインは、アタック(攻めている時)は相手、ディフェンス(守りの時)は味方です。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする