子供のものさし

世界共通のものさし

メートル法 the metric systemが制定されたのは、1791年。フランスで地球一周を4kmとして長さが設定されました。1立法デシメートル(=1)の水の質量を1kgとそれまでは地域によって異なるものさしを皆が共通に使用出来るようにしました。

昔のものさし 

英国ではヤードポンド the imperial system of measurement/the US customary system of measurementが使用されていました。人の身体の部分を基に設定していました。1ヤード yard(yd)3フィート feet(ft)1フット footは足のサイズ約30cm12インチ inch(in)1,760ヤードが1マイル mile(mi)1日の主食の量が約450gの製粉で作ったパンの重さが1ポンド poundでローマ時代に天秤 libraリブラの意味から(lb)と表記、1ポンド(lb)16オンス ounce(oz)2,000ポンドで1トン ton(t)です。アメリカで今でも使用しています。

ラグビー・グラウンド

ラグビーも初めはヤードで表現していました。22mライン➜25ヤード・ライン(ゴール・ラインから22ヤード)10mライン➜10ヤード・ライン(センター・ラインから10ヤード)5mライン➜5ヤード・ライン(タッチ・ラインから5ヤード)15mライン➜15ヤード・ライン(タッチ・ラインから15ヤード)でしたが、1977年にメートルで表現するようになりました。

子供のものさし 

子供と言うのは、ものさしが無いと良し悪しの判断がつかないもの。当然と言えば当然です。頭の中にものさしがまだありません。

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ライン 

ラグビーをするときはトライするゴール・ラインとタッチ・ラインを必ず描きます。大人だとピッチャー・マウンドの延長線がタッチね などとイメージで架空のグラウンドにしたりしますが、子供の頭の中では経験が少ないのでイメージ出来ません。

目印 

人工芝のグラウンドだとラインが引けないので、マーカーを置きます。

子供の頃の遊び

確かに、小学生の頃に友達と集まって、野球やドッチ・ボールをやる時は先ずライン引きからでした。最大の範囲で四角を書いて歩数で真ん中を計りセンター・ラインを書くとドッチ・ボールのコートの出来上がりです。6人以上集まらないと出来ません。2人だと天下取り、3人だと中あて、4人集まるとちんたいでした。

天下取り

5mくらいの間隔で向かい合って両手でドッチ・ボールを下手投げで当てっこする。定位置に相撲の仕切り線を書く。当てられたら負け。今思えばラグビーのパスの練習になりそうです。片手キャッチすると3歩、手をクロスしてキャッチすると5歩動いてボールを投げられます。力んで相手の手が届かないところに投げたら、相手が3歩動ける。

 

中あて

四角の中に内野がいて、外野が四角の外から内野にドッチ・ボールを当てる。

 

ちんたい

守備側は、四角の短手の対辺でドッチ・ボールを両手の下手投げでパスを回す。攻撃側は長手の対辺を走る。守備側は四角の中で攻撃側のプレーヤーにボールを当てたらアウト。全員にボールが当たったら、攻守交替。攻撃側はボールをキャッチしたら、攻撃側全員が反対側に走れる。攻撃の走る人は年齢差・性別によってハンデがある。例えばケンケンで走るとか。両手でボールをキャッチしてはいけないとか。これもラグビーのパス練習になりそうです。

 

何故か、一家に一個はドッチ・ボールを持っていた少年時代でした。

ラグビー・ハンドリング上達

ラグビー・ランパス

ラグビー褒めて伸ばす

野球 

小学3年生くらいになると野球でした。ボールはていきゅうと呼んでいたゴーム製の野球ボールです。手打ち野球から始まり、プラスチック製のバットになりました。キャッチ・ボール、フライ捕り、ピッチャー・バッターと人数が増えると徐々に本格的になります。ピッチャー・プレートとホーム・ベース、ファール線、塁と目印も増えます。

親になって気が付いたこと

自分の子供と野球をするようになって、気が付いたのですが、子供はファール線が無いと、打球がフェアかファールか判別出来ないみたいです。センター方向に打てば問題ありませんが、一塁線、三塁線に打つときちんとした判断基準が無いと判断出来ません。大人になるにつれて経験によって頭の中で架空の線をイメージ出来るようになって来るのです。

 

ところが、この架空の線が時には思考回路の邪魔をします。自分自身の経験に因って良し悪しの線が引かれて、悪の方は切り捨てられてしまうのです。本当は捨てられた中に良いアイディアがあったりすることがあるのです。

 

子供が自由な発想が出来るのは、この線が無いからです。危険を冒すこともあるので、大人が見守る必要がありますが、線を引いてはいけないと思います。子供自身の経験によって線は引かれるもので、人に引かれるものではない気がします。

 

この線より外側にボールがいったらタッチだよとルールは教えてあげますが、線を引くのは自分自身です。ここまでやって良い、ここまで頑張れるを決めるのは自分自身なのです。

 

また過去の経験からここまでと線を引いてしまうのは自分で自分の限界を作ってしまっています。ここまで頑張ろうと言う目標設定は大いに結構ですが、目標達成してもまだ頑張れることってありますよね。きっと目標設定が甘かったのです。限界を作ってしまうとそれ以上の成長は出来ません。子供の未来は無限です。ちょっと背伸びをするくらいの高い目標設定をしてあげましょう。

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