ウーロンハイは大人の味

大人の味ウーロン・ハイ

寮に帰ってからの部屋飲みは、ビールをコップ一杯と焼酎でした。焼酎はハイサワーが人気でした。レモンサワー、ライムサワーがあり、新発売の青りんごサワーが中でも人気でした。水を飲んではいけない練習中のカラカラの喉が青りんごサワーのシュワシュワ感を待ち望んでいました。寮に帰り、夕食を食べて、プロテインを飲んで、風呂に入っての楽しみです。やっぱり風呂上りのビールは旨いです。一気の飲み干すと青りんごサワーの出番です。

 

そんな生活をしている時に一つ上のフッカーの先輩が首の怪我から一時退院して来ていて、ウーロン・ハイを教わりました。神奈川リハビリ・センターに入院していて、首のリハビリと走り込み、筋トレなどのトレーニングを行っているそうです。

 

ラグビー部の練習よりもキツイと言っていました。怪我した選手を即戦力として復帰させることがその病院の方針らしくて、日本代表や強豪チームの選手も入院しているそうです。日本代表のS電機のM本選手と一緒にリハビリとトレーニングをしていて、お酒を一緒に飲むそうですが、炭酸は飲まないと言うことで、ウーロン・ハイを飲んでいるそうです。

 

日本代表に召集された選手が合宿などの日本代表の練習方法にどを自分のチームに持って帰ると言う話は聞いたことがありますが、お酒の飲み方を教わりました。初めて飲んだウーロン・ハイは焼酎の味がする大人の味でした。

 

当時好んで飲んでいた焼酎は、宝焼酎の米が多かったです。そんなに焼酎の味はしないのですが、甘い青りんごサワー、酸っぱいレモンサワーに慣れていた、私達には、甘さも酸っぱさも無いウーロン茶で割るウーロン・ハイは、衝撃的でした。

 

それからと言うもの、炭酸は身体に良くない。と言うことを聞き、ウーロン・ハイにはまって行きます。ウーロン・ハイが美味しくなると、今度はウーロン茶代も節約したくなり、水道数の水割りになります。たまに少し贅沢にレモン・スライスや梅干しをいれたりする様になって行きます。河童ハイと言うのも流行りました。きゅうりは身体に良いんじゃないと言うことで、焼酎の水割りにきゅうりをスライスして入れていました。焼酎の水割りを飲むようになると、米焼酎は味気なくなり、麦や芋の焼酎に変わって行きました。普段飲む焼酎は下町のナポレオンこと「いいちこ」に変わりました。ラグビー選手なので、身体に良い物を好む様になって行きます。ビールは別腹です。

 

〇吉祥寺に泊り

たまには都会で飲みたくなるものです。吉祥寺に飲みに行きました。同期で飲みに行った居酒屋には、サワーが30種類位はありました。端から全部飲もうとかしていました。駅前にやってくる屋台のおでんがとっても美味しかったです。

 

ショット・バーでカクテル用のアルコール度数96度のテキーラを飲んで、喉と胸が焼ける思いもしました。宿泊するほどお金は無く、朝までとことん飲みたいね。と言うことにあり、バンに乗っている先輩と一緒に飲みに行きました。24時間の駐車場に停めて、飲めなくなるまで、沢山飲んで、車中泊をしました。冬は寒いので、毛布を持って行きました。

 

🍺酒は飲んでも、飲まれるな🍶

いつも飲む前には、言い聞かせているのですが、いつも飲まれていました。最初は美味しくお酒を飲んでいるのに、ある時を境に、今度はお酒に飲まれる様になってしまいます。楽しく飲むのは良いのですが、理性を少しでも残して、楽しく飲みたいです。

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