ラガーマン試練の夏、プレーヤーにとっての菅平はキツイ想い出しかありません。と言う人が多いと思いますが、束の間の癒しについての想い出です。
🎐涼しい風
練習では、水飲み休憩がありました。練習中に自由に水を飲むことが許されていなかったので、ウォーミング・アップをして、走る練習。キックしたボールを取って4~5人一組でパスしながらトライするまでフォローをしていくストレート。
ダミーを使用して当たりを入れてのパス&フォローが終わると水飲み休憩でした。会社のグラウンドで練習する時は、水を飲んで休憩は終わりでしたが、夏合宿では、練習時間が長いので、10分位の休憩がありました。
菅平の夏合宿をするグラウンドには水道の数が少ないので、ラグビー部には必ずあるやかんが大活躍です。水を入れてグラウンドに足を伸ばしながら座ったり、寝転んでストレッチをしたりして身体を休めます。
日差しは強いですが、木陰は涼しいです。グラウンドの周りはレタス畑や森林があり、涼しい風が吹いて、木々の葉が風で揺れてサワサワとした音がなんとも涼しく感じました。束の間の休息が心地良かったです。
あっと言う間に休憩時間が終わり、だいたいフォワードとバックスが分かれての練習となります。スクラムが弱かった私達のチームは、特別コーチを招いたりしていて、プロップ陣にとっては地獄のスクラム練習が始まります。
頭にくる 痛い痛い、硬い身体
午後は練習試合をすることが多く、実力が上のチームとの対戦が多かったです。中でも関西社会人リーグの古豪、O府警とは毎年、ゲームをしていました。全国社会人大会に何回も出場したことがある強いチームです。
身体がゴツくて、良く走り、当たりの強いのが印象的でした。夏の暑さで頭がボーっとしているのにタックルに行くと、頭がガンガンする位の激しい当たりを覚えています。良く走ってボールを展開するのに、当たりが好きなプレーヤーが多かったです。でもそのおかげでスピードで抜かれることは無く、タックルの練習になりました。
大和館(現在は菅平イナリールホテル)の裏にあるグラウンドでの対戦が多かったです。菅平観光協会近くの郵便局の横を入って行った所にあります。
練習試合は、お互いの選手数などを考慮して、40分*2本(前後半)の形式では無く、35分*3本とか選手数が多いと30分*4本とかで試合していました。ポジションによっては、フル出場する選手もいました。
天気の良い日のO府警の3本フル出場は、頭が割れそうになるくらいにガンガンして、社会人になって初めてヘッドキャップをして出場したことを覚えています。いくら集中していても痛いものは痛いです。