ラガーマンの頼れるものは、自分の身体と勇気、戦略ともうひとつは

ラガーマンの鎧

ラグビーの良い所は、金がかからないことだった。

 

自分の身体だけで、相手とぶつかるのでアメフト(アメリカン・フットボール)の様なプロテクターはありません。

 

頼れるのは、自分の身体だけ。と言うのが何とも男らしくて良い。

たまに、肩パットを付けているプレーヤーもいるが、攻撃力を高めるものでは無く、衝撃を吸収するもの。

 

かと言って、アメフトはプロテクターやヘルメットを付けているので女らしい訳では無い。

 

本場アメリカのプロNFL(National Football League)のプレーヤーの身体は物凄い。

 

もしNFLが無くて、身体が大きくて身体能力の高いアメリカ人が、ラグビーをやったら、アメリカが世界一になるんじゃないかな。

ライン平均身長190cm、平均体重130kg、バックス平均身長180cm、平均体重90kg

それを言ったら、日本も国技の相撲とプロ野球が無くて、大きな身体で身体能力の高い日本人がラグビーをやったら、世界一にかなり近付く気がする。

幕内力士の平均身長185cm、平均体重150Kg

プロ野球の平均身長180cm、平均体重83Kg

ラグビー日本代表のフォワード平均身長187cm、平均体重109Kg、バックス平均身長179cm、平均体重90kg

 

そう言う意味で、ニュージーランドがラグビー世界一と言うのは、納得出来る。ニュージーランドでは、身体が大きくて身体能力の高い子供は、ラグビーで育って行く。

フォワード平均身長192cm、平均体重109kg、バックス平均身長185cm、平均体重94kg

 

最近では、女子ラグビーもあるので、男らしいと言う表現は適切でないのかもしれない。

 

ラグビーのゲームで身に付けるものは、

ジャージ(ラグビーでは、ユニフォームのことをジャージと言う)、短パン、ストッキング、スパイクとマウスピースだけ。

 

日本では、高校生以下はヘッド・キャップの着用が義務付けられている。肩パッド、脛当て、サポーターなどは、衝撃吸収剤のもののみ着用しても良い。

プラスチック製などのものは、着用してはいけない。

 

ラグビーのプレーヤーは、自分の身体を鍛えているので、防具を付けなくても強い。

 

ラグビー・プレーヤーの身体的な特徴は、

首が太く、肩幅が広く、胸板が厚く、腕が太い。腹筋は六個に割れていて、お尻がでかく、太腿と脹脛が太い。

 

タックル、スクラムで首と首回り、肩は鍛えられて、筋肉が発達する。タックル、スクラムで怪我をしない様に、首と首回りを鍛える。

ボールの取り合い、タックルで捕まえるのに、腕力を鍛える。引っ張る力と押す力の両方が必要。押す力は胸板を厚くする。引っ張る力は背中の筋肉を鍛えて、逆三角形の身体になる。

 

下半身の力を上半身にしっかりと伝えるために、体幹の腹筋・背筋も鍛える。

 

下半身の押す力とダッシュする瞬発力と瞬発力を繰り返す持久力も両方が求められる。

 

昔は、各々の部位を筋トレで鍛えていたが、20年位前から、筋トレで鍛えた各々の筋力を瞬発力に活かすために、ハイ・クリーン(重量挙げ)の筋トレもする様になった。

その頃に比べると、今の若い者は、二倍くらいの重さを挙げるんじゃないかな。

 

ボールを奪い合うフォワードのプレーヤーは、ボールを追いかけるので、持久力が必要で、スピードで相手をかわしてボールを前に進めるバックスのプレーヤーは瞬発力が必要。

 

ラガーマンにとって、筋肉はあって損はない。

筋トレは、成長期を過ぎたらどんどんした方が良い。筋トレをしたら栄養補給をする。筋肉が成長するゴールデン・タイム、1時間以内にタンパク質を摂ると、筋肉になり易い。

 

ジムに行くと、マッチョなウェイト・リフターやラガーマンはプロテインのマイ・コップを持っている。筋トレしたら、すかさずプロテインで栄養補給するためだ。
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普段の食事はインスタントで、プロテインを飲んでいても、筋肉は付かない。飲まないよりは、ましだが、普段の食事を三食しっかりと摂る様にする。

 

ウェイト・リフターとラガーマンの身体つきの違いは、ラガーマンは筋肉が丸い。ウェイト・リフターと違って減量をしないので、筋肉質だが、筋肉隆々ではない。

 

筋肉を増やして体重を増やして、走れなくなる様だったら、減量すれば良い。

 

筋トレをしたら、ストレッチもしっかりとすること。筋肉も凝るので、疲れを取ってあげる。ストレッチをして筋肉をほぐしてあげる。
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気は優しくて力持ち。

ラガーマンの代名詞の様な言葉。ボールを争奪するフォワードは身体を張るので、気も強そうですが、実は、性格は優しい人が多い。むしろ一対一で勝負するバックスのプレーヤーの方が、気が強い人が多い。

 

でもゲームになると、フォワードのプレーヤーは、アドレナリンを出して、興奮することで、身体を張ったプレーが出来る。

 

バックスは冷静さを失ってはいけない。相手の陣形、動きを見て、自分達の有利な展開に持ち込む必要がある。タックルやコンタクト・プレーの時は、フォワードと同じ様に気持ちを高めて、身体を張る。

 

筋肉の鎧 + 身体を張る勇気 + 戦略 が無いと勝てません。

こんな絵を描いてもらったことがあります。

心技体。

心がしっかりと根を張らないと、身体・幹は育たず、技・枝も上達しない。

ラグビーが好きな気持ち、上手になりたい気持ち、仲間を信じる心をいつまでも持ち続けたいものです。

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