格好良いヘッド・キャップ
間違えない様にして欲しい。ヘッド・キャップをしても脳震とうは無くならない。
ヘッド・キャップをしたからと言って、頭の事故が防げるかと言うと、防げないものは防げない。
では、何でヘッド・キャップをかぶるのか。ほとんどの人は、やる気スイッチを入れるため。
ヘッド・キャップをかぶることによって、気持ちを高めて、闘争心を掻き立てゲームに挑むと言うプレーヤーが多い。
ヘッド・キャップの役割
怪我の予防としては、頭の外傷を防ぐ。頭の皮は突っ張っているので、衝突により、切れることがある。スパイクで掻かれたりすると出血するので、保護する目的。
プロップ、ロック、フランカーなど、耳がこすれて痛いので保護する。特にロックはスクラムでプロップとフッカーのケツの間の頭を突っ込むので、耳がこすれる。
雨降りの日は、気温が低く、耳の感覚がなくなっているのに、濡れた短パンに、砂利なんか付いていたら最悪。
緩衝材のクッションが入っているので、脳震とうの緩和には役立つ。マウス・ピースも脳震とう防止には役立つ。
ヘッド・キャップの歴史
かつては、頭の天辺は十字型で、長髪だと、隙間から髪の毛がはみ出していた。血気盛んな高校生でパンチパーマなんかかけているとモコモコと髪の毛が溢れていた。
ヘッド・キャップとは日本的な言い方で、海外ではヘッド・ギア Head gearと言う。日本のヘッド・キャップも商品名は、ヘッド・ギアとなっている。
もともとは、スクラム・キャップと呼ばれていて、耳の保護が目的だったが、両耳をつなぐ後頭部にクッション材を採用して、頭の保護もする様になった。
日本では、高校生以下のプレーヤーはゲーム中の着用が義務付けられている。
花園の全国大会に出て来る高校や県大会の有力校では、ジャージのデザインと合わせてヘッド・キャップもチーム・カラーにした学校名を入れた特注品を使用している。
私は弱小公立高校だったので、自前。色は白で統一していた。表面が合成皮革のマジック・テープ固定式が流行り出した頃だった。
花園常連校や強豪校出身のラガーマンは、大学・社会人になっても母校の高校のヘッド・キャップを着用しているプレーヤーもいる。決して新しいヘッド・キャップが買えない訳では無い。親しみがあり、愛着があるのでしょう。
ヘッド・キャップの購入
子供用
Sサイズ、Mサイズ
うちの子がラグビー・スクールで始めた頃(小1の頃)は、皆これ。チーム分けの時にヘッド・キャップの白チームと赤チームで分かれた。
大人用
XS、S、Mサイズならば、子供でも大丈夫。
カンタベリー製(一番人気)
ミズノ製
スズキ製
アディダス製
セプター製
インパクト製
派手な特徴ある柄
アシックス製
アンダーアーマー製
大人サイズのみ
高校生で無くても、チームのジャージのデザインに合わせた特注のヘッド・キャップは、目立つし格好良い(場合が多い)。
きゃしゃな身体だと、マッチ棒みたいに見えたりしたこともあった。
記憶に新しいところでは、スポーツ史上最大の番狂わせを演じた、2015年のラグビー・ワールドカップのイングランド大会の対戦相手の優勝候補の一角、南アフリカ・スプリングボクスのベテラン・ロック、ヴィクター・マットフィールド Victor Matfieldが国旗柄のヘッド・キャップを着けていました。
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このゲームには出られなかったが、前回(2011年のニュージーランド大会)で悔しい思いをした、日本代表のホラニ龍コリニアシのヘッド・キャップも桜柄で心意気を感じた。
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六ヵ国対抗では、スコットランドのプレーヤーが、スコットランドらしいタータン・チェック柄のヘッド・キャップを着けていて、お洒落だと思った。
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第三回の南アフリカ(1995年)ワールドカップの影響でヘッド・キャップの形が変わった。ニュージーランド・オールブラックスのオープン・サイド・フランカーのジョシュ・クロンフェルド Josha Adrian Kronfeldが着けていたヘッド・キャップが斬新だった。
頭の天辺も全部覆って、大仏みたいに緩衝材がくっついている。相当、頭を守ってくれそうなデザインだった。ヘッド・キャップを取るとスキン・ヘッドで傷ひとつ付いてない。
そー言えば、ウェールズやスコットランドでは、ねずみ色(灰色、銀色と言うと少し格好良くなる)のヘッド・キャップを着けているプレーヤーがいる。西洋の騎士の様で強そうな印象がした。日本の兜だと角が邪魔になってしまう。
因みに、正面にテープを貼ってメーカー名を隠しているのは、スポンサーで無いメーカーのヘッド・キャップを使用しているから。
国旗柄のヘッド・キャップをたまに見かける。
息子が、神戸製鋼の正面選手が着けていたイナズマのヘッド・キャップが気に入り、KOBELCO STEELERSに問い合わせて購入先を教えて貰った。IMPACT製特注ヘッド・キャップはこちらから
安全にラグビーを楽しむために、頭のサイズに合ったヘッド・キャップを選ぼう。