まともなOB

🐜春になると

春になり暖かくなり出てくるのは虫だけではありません。進学出来たOB、進学出来ないで浪人が続くOB、皆さん様々な理由があり、練習に顔を出しに来ます。どんな理由にしても母校のラグビー部を思ってのこと、ありがたいことです。

 

必ずしも、ありがたいと思っている人ばかりではなく、OBが来ることで文句を言われたり、なかには説教をされてしまう人がいたりと、人それぞれです。なかでも大学に進学して大学のラグビー部に入ったW先輩は、大学のラグビー部で教わったことを私達にも教えに来てくれたので、とてもありがたかったです。

 

一番嬉しかったのは、スクラムが弱い私達のラグビー部は、いつも試合になるとスクラムで崩壊していました。マイボールは確保出来ず、確保してもプレッシャーがかかっているので、バックスに良いボールが出せません。相手ボールはスクラムを押されて、サイド攻撃をしかけられてフォワードで突破をされてしまいます。左フランカーの⑥番だったので、スクラムからのNo. 8のサイド攻撃は真っ先にタックルに行く役目ですが、スクラムがあまりにも押されてしまうと、止めるのがとても難しくかったです。

 

そこで大学で教わったであろう、ロッキングと言う方法を教わりました。押されない様にLockするのです。スクラムを組んで、ボール・インのタイミングで膝を伸ばすのです。スクラムを組んだ状態では、膝は直角90°位に曲がっています。膝を伸ばすことによって、つっかえ棒をするイメージです。 

威力は抜群で、それまで走る様に押されていた、スクラムが止まりました。魔法にかかったみたいでした。チームは見違えるように、バックスが活き活きと走れる様になりました。ようやくラグビーをやっている感じでした。春季大会が間もなく始まる頃でした。

 

もう一組の良く来てくれたOBが三期生の巨漢のM先輩と四期生のS先輩です。三期生のM先輩は、前の年の時からちょくちょくと来てくれていました。時には同じ三期生の自衛隊のT先輩、米屋の御曹司S先輩とやってくることが多かったですが、年が変わるとメンバーが変わりました。

 

S先輩は初対面だったので、M先輩が紹介してくれましたが、パチプロのS先輩と紹介してくれました・・・。後から考えると又、進学駄目だったんですね。きっと。

 

🏥怪我

ラグビーに怪我は付き物と言われます。すり傷、打撲は日常茶飯事です。しょっちゅう手や腿にすり傷があります。顔を怪我すると結構目立ちます。すり傷や青あざが良くありました。

 

同期のロックA君は鎖骨を骨折しちゃいました。ラグビー部の中で一番大きく、走るのも速く、頭が良く怪力なのですが、おとなしい性格です。A君は中学の時の部活はサイクリング部で、とても脚力が強かったのです。

 

身体が大きいのでロックをしていました。ライン・アウトのジャンパーとしても貴重な選手でしたが、1年生の夏合宿が終わって、いよいよ秋季大会と言う時に鎖骨を骨折してしまい見学。背の順で私がロックで出場しました。

 

その後の新人戦(1月中旬位から始まる二年生主体の大会、強豪校では秋季大会~花園全国大会で三年生が引退するので、二年生主体のチームとなり、新人戦と言われています。)は、A君が怪我から復帰したのか、誰がロックをやったのか、あまり記憶がありません。サボっていた訳では無いのですが。

 

慣例では私達のラグビー部では三年生最後の公式戦、春季大会が始まります。新一年生も入りO君がロックに入り、メンバーが揃いました。

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