人生最大の失敗のおかげで馴染みの飲み屋に

🍺馴染みに

ラグビー部御用達の飲み屋と言うのがあります。割烹なので天婦羅の美味しいMはだいぶごひいきにして頂いたお店です。初めて訪れたのは、ラグビー部の先輩とラグビー協会の総会に参加した帰りでした。最寄り駅かから寮に帰る途中にあります。お店に入り、カウンターに腰掛けて私の分だけビールを注文してくれました。先輩は近々結婚を控えていて奥さんになる方の実家に行かなければならないと言うことで一旦寮に帰り、車で行ってくると言うのです。1時間位で戻るとのことで、置いてけぼりになりました。

 

だいぶ遅れて戻るまで、カウンターで一人飲みをしていました。未だ若造だったので、メニューも判らずにビールを飲んでタバコを吸う位でしたが、店主が気を遣ってくれて、食事を出してくれて、ビールが無くなるとおかわりをくれました。その日は結構お客さんがいて忙しそうでした。先輩が戻った時には既に出来上がっていて、その後はあまり記憶がありません。その後、幾度と通うMデビュー戦の寂しい想い出です。

 

🏉同期会

ラグビー部には私の他、8人の有望新人が入りました。PR①の岩手K尻工高の花園出場のM君、FL秋田のA工高で花園全国優勝したC君、No. 8⑧岩手M工高のH君、宮崎M高校の花園出場のS君、SO⑩岩手M工高のS君、CTB長崎I農高の花園出場のI君、岩手M工高のO君、FB⑮埼玉K工高で花園ベスト8で高校東西対抗出場のN君のそうそうたるメンバーです。

 

就活

高校の時に勉強するのは嫌だから就職すると決めてから、求人票を見て就職先を決めました。普通高校なので特技と言われる様なことは無く、普通の高校生でした。給料が良くて休みの多い会社が良いな。と贅沢な気持ちで求人票を見ていました。

 

最初に目に留まったのが、S飛行機と言う昭島にある飛行機を作る会社です。飛行機が好きだった訳ではありませんが、規模の大きそうな感じでした。家に帰り相談すると大きな会社が良いと言うことで却下されました。又、進路指導の先生にも相談しましたが、飛行機を作る会社だけれども、飛行機を作るのはそんなに無くて、自動車会社に行ったり、他の機械を作ることが多いとも教えて貰いました。

 

幼稚園の頃、将来の夢を描いた記憶があり、何故かは判りませんが、飛行機の運転手と言いました。幼稚園の先生に飛行機の運転手とは言わないで、パイロットと言うんですよと正されて、夢は消えました。先生の口調だったのでしょうか?、正されたことが妙に覚えています。

 

次に目に留まったのが、清涼飲料のCCです。外資なので給料が良くて、休みも多いです。トラックに乗って配達する仕事です。家に帰り相談すると、隣の家の旦那さんが働いているそうです。休みはおおいのですが、商売がら、冬にまとまって休みがあって、稼ぎ時の夏場はほとんど休みが無いそうです。

 

又、この頃にバイクでツーリングに行った帰り道でネズミ捕りにスピード違反で捕まってしまいました。25km/hの速度超過で一ヵ月の免停(免許停止)となってしまい、高校生ながら、トラックの運転手が交通違反で捕まったら仕事どうなるんだろぉと心配になり、止めました。

 

そして三番目に目に留まったのが、就職した電機メーカーのT社でO工場です。技能職と技術職の求人があり、採用基準を満たしていたので、技術職を希望しました。家庭、先生にも相談し就職試験の希望先は決定しました。

 

志望先が決定すると、二年間見たことも、会ったことも無かったラグビー部の副顧問のI先生と会って話をしました。ラグビー経験者だったのかは判りませんが、ラグビーが大好きで、T社のO工場は強いラグビー部があって、ラグビーやるんだろと聞かれましたが、全く知らなかったので、意味不明でした。

 

確かに新聞を見てみると結果だけですが、関東社会人の記事が載っていました。社会人ラグビーで有名なチームと対戦していました。働いてラグビーをするなんてことは考えたことも無かったので、不思議な感じでした。ラグビーをそんなに大好きだった訳ではありませんが、面白かったので、折角だから、やってみようと思う様になりました。

 

😢人生最大の失敗・・・。

入社して研修の初日に、見るからにラグビー部に入部したい意思を伝えました。ラグビー部の監督に会い、仕事(研修)が終わってから部室に連れて行って貰いました。部室に行く途中、ラグビー部の先輩に会いました。今まで見たことも無い大きな人でビックリしました。ロックの先輩で身長は183cmなので、高校の時にももう少し大きな身長の人はいましたが、横幅があったのでしょうか。

 

部室に行くと、もっと大きい人がゴロゴロといて驚きの連続でした。この日はウェイト・トレーニングの日で、ポジション毎に分かれてメニューを順番にこなします。メニュー毎に部屋が分かれていました。

 

そんな同期と同期会と言うのが始まり、馴染みの飲み屋Mに、誕生日ごとにお邪魔することになります。皆、身体が大きいのでとても良く食べます。うな重の二段重ね、天丼とうな重のダブルなどを食べてから、飲み会と言う感じでした。彼等に比べると私は少食だったので、ご飯ものは食べませんでした。

 

一般入社試験に合格して入社した弱小公立高校ラグビー部の私と、全国クラスの強豪チームで本格的にラグビーをやってきた全国の猛者たちと一緒にラグビーをすることになります。

あの時、勇気を振り絞ってラグビー部に入らなければ、こんなにもラグビーにのめり込まずに普通の生活が送れていただろうにと、いつも悔やんでいます・・・。

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