初戦が決勝になるかもしれない
組合せが決まった時の直感です。
三連覇を狙うニュージーランド、前王者 南アフリカ
プール分けは抽選会がある大会の二年前の世界ランキングで4チームずつのバンド分けがされて、バンド毎に抽選でプールが決まります。つまりこの時点でベスト4に入っていると、上位とは同じプールにはならないで、順当に行けば準決勝まで当たらないのです。
振り返ると、南アフリカ当時の世界ランキングは7位。ベスト4以下で、ベスト4の何処かと同じプールになるのです。➜組合せの抽選手順へ
目次
組み合わせ
プール A | プール B | プール C | プール D |
アイルランド | ニュージーランド | イングランド | オーストラリア |
スコットランド | 南アフリカ | フランス | ウェールズ |
日本 | イタリア | アルゼンチン | ジョージア |
ロシア | ナミビア | アメリカ | フィジー |
サモア | カナダ | トンガ | ウルグアイ |
とは言うものの北半球も黙っている訳ではありません。前回大会の汚名返上をするため、プライドを捨てて母国の威信を取り戻してきたイングランド。世界一歴史のあるラグビー・シックスネーションでグラウンド・スラムで優勝したウェールズ。
まさに北半球の王者と南半球の王者の対決です。
準決勝組合せ
日付 | KO | 場所 | 対戦 | 対戦 | プール | 結果 | |
10月26日 | 土 | 17:00 | 横浜 | イングランド C1位 | ニュージーランド B1位 | 準決勝1 | |
10月27日 | 日 | 18:00 | 横浜 | ウェールズ D1位 | 南アフリカ B2位 | 準決勝2 | |
11月1日 | 金 | 18:00 | 東京 | 準決勝1敗者 | 準決勝2敗者 | 3位決定戦 | |
11月2日 | 土 | 18:00 | 横浜 | 準決勝1勝者 | 準決勝2勝者 | 決勝 |
準決勝第一試合
イングランド 対 ニュージーランド
王者ニュージーランドとの対戦はイングランドです。事実上の決勝戦がいくつもあるのですが、そのうちのひとつです。順当な勝ち上がりの両チームで日程が決定した時点で、大方 予想出来たもののゴールデン・ゲームです。
司令塔と呼ばれるゲームを組立てるプレーヤーが後になってきています。➉フライ・ハーフ(スタンド・オフ)がゲームを組立てるのが一般的ですが、彼らの能力をより活かすために、もう少し後方からゲーム全体を見られるようにするためと相手ディフェンスからのプレッシャーを少し緩和するためにポジションを下げています。
イングランド
キャプテンのオーウェン・ファレルOwen Farrellがインサイド・センターに入り、フライ・ハーフには展開力のあるジョージ・フォード George Fordが入りキックとパス展開で攻撃の幅が出来ました。
これまでの歩み
日付
|
KO | 場所 | 対戦 | 対戦 | プール | 結果 | |
9月22日 | 日 | 19:15 | 札幌 | イングランド | トンガ | C | 35-3 |
9月26日 | 木 | 19:45 | 神戸 | イングランド | アメリカ | C | 45-7 |
9月28日 | 土 | 13:45 | 花園 | アルゼンチン | トンガ | C | 28-12 |
10月2日 | 水 | 16:45 | 博多 | フランス | アメリカ | C | 33-9 |
10月5日 | 土 | 17:00 | 東京 | イングランド | アルゼンチン | C | 39-10 |
10月6日 | 日 | 16:45 | 熊本 | フランス | トンガ | C | 23-21 |
10月9日 | 水 | 13:45 | 熊谷 | アルゼンチン | アメリカ | C | 47-17 |
10月12日 | 土 | 17:15 | 横浜 | イングランド | フランス | C | △ |
10月13日 | 日 | 14:15 | 花園 | アメリカ | トンガ | C | 19-31 |
10月19日 | 土 | 16:15 | 大分 | イングランド C1位 | オーストラリア D2位 | 準々決勝1 | 40-16 |
ニュージーランド
ボーデン・バレット Beauden Barrett、今大会三兄弟で出場しているお兄ちゃん。ダン・カーターDan Carter引退後、オール・ブラックス不動のファイブ・エース(フライ・ハーフ)と定着したが、彼の足の速さを活かすため外側のポジションであるフル・バックに起用しています。ファイブ・エースにはリッチー・モウンガ Richie Mo’ungaが入り、チョコマカとした動きで上手くはまっています。ニュージーランドではフライ・ハーフをファースト・ファイブ First Five Eighthと呼びます。(5/8の最初)
これまでの歩み
日付
|
KO | 場所 | 対戦 | 対戦 | プール | 結果 | |
9月21日 | 土 | 18:45 | 横浜 | ニュージーランド | 南アフリカ | B | 23-13 |
9月22日 | 日 | 14:15 | 花園 | イタリア | ナミビア | B | 47-22 |
9月26日 | 木 | 16:45 | 博多 | イタリア | カナダ | B | 48-7 |
9月28日 | 土 | 18:45 | 豊田 | 南アフリカ | ナミビア | B | 57-3 |
10月2日 | 水 | 19:15 | 大分 | ニュージーランド | カナダ | B | 63-0 |
10月4日 | 金 | 18:45 | 静岡 | 南アフリカ | イタリア | B | 49-3 |
10月6日 | 日 | 13:45 | 東京 | ニュージーランド | ナミビア | B | 71-9 |
10月8日 | 火 | 19:15 | 神戸 | 南アフリカ | カナダ | B | 66-7 |
10月12日 | 土 | 13:45 | 豊田 | ニュージーランド | イタリア | B | △ |
10月13日 | 日 | 12:15 | 釜石 | ナミビア | カナダ | B | △ |
10月19日 | 土 | 19:15 | 東京 | ニュージーランド B1位 | アイルランド A2位 | 準々決勝2 | 46-14 |
共にダブル司令塔の体制をここまで作り上げて来ました。
フォワードの力技ではイングランド、バックスの展開力ではニュージーランドに分がありそうな雰囲気ですが、やってみないと判りませんね。どっちの集中力があるかで勝負が判れる気持ちの勝負と言ってよいでしょう。ややニュージーランドが優勢かな・・・。ラグビー王国と母国の対決、イングランドのヘッド・コーチ エディ・ジョーンズ Eddie Jonesの進退がかかるゲームとなりそうです。
準決勝第二試合
ウェールズ 対 南アフリカ
六ヵ国対抗グラウンド・スラムのチャンピオン ウェールズはここまで接戦をものにして来ました。つまり実力が頭抜けている訳ではありませんが、全力を出し切るとチーム力が伸びると言われていますので、この大会で成長しているのは間違いありません。一方、南アフリカはプール二位ながら、プール一位の日本を圧倒的なパワーで粉砕しニュージーランドへのリベンジを狙っています。ウェールズとの対戦も準々決勝と同じくパワーとスピードの対決となりそうです。
ウェールズ
ウェールズはフォワードが滅茶苦茶強い訳でもなく、バックスが抜群の展開力を持つ訳でもなく、キックがズバ抜けている訳ではありませんが、良くまとまった良いチームです。フォワードの核として気持ちで引っ張るキャプテン アラン・ウィン・ジョーンズ Alun Wyn Jonesを筆頭に良く走り、サポートします。又、勝利の女神に恵まれています。
これまでの歩み
日付
|
KO | 場所 | 対戦 | 対戦 | プール | 結果 | |
9月21日 | 土 | 13:45 | 札幌 | オーストラリア | フィジー | D | 39-21 |
9月23日 | 月 | 19:15 | 豊田 | ウェールズ | ジョージア | D | 43-14 |
9月25日 | 水 | 14:15 | 釜石 | フィジー | ウルグアイ | D | 27-30 |
9月29日 | 日 | 14:15 | 熊谷 | ジョージア | ウルグアイ | D | 33-7 |
9月29日 | 日 | 14:15 | 東京 | オーストラリア | ウェールズ | D | 25-29 |
10月3日 | 木 | 14:15 | 花園 | ジョージア | フィジー | D | 10-45 |
10月5日 | 土 | 14:15 | 大分 | オーストラリア | ウルグアイ | D | 45-10 |
10月9日 | 水 | 18:45 | 大分 | ウェールズ | フィジー | D | 29-17 |
10月11日 | 金 | 19:15 | 静岡 | オーストラリア | ジョージア | D | 27-8 |
10月13日 | 日 | 17:15 | 熊本 | ウェールズ | ウルグアイ | D | 35-13 |
10月20日 | 日 | 16:15 | 大分 | ウェールズ D1位 | フランス C2位 | 準々決勝3 | 20-19 |
南アフリカ
南アフリカの大きくて力持ちの身体を活かした力強いフォワードの重圧に加え、今大会はバックスのディフェンス・ラインの前に出る圧力が機能しています。相手バックスは出足の鋭いディフェンス・ラインをすれ違いのパスで抜くか、裏へのキックで活路を見出しますが成功したのは初戦のオール・ブラックスだけ。高いスキルと判断力、そして周りのプレーヤーの同調が求められます。
これまでの歩み
日付
|
KO | 場所 | 対戦 | 対戦 | プール | 結果 | |
9月21日 | 土 | 18:45 | 横浜 | ニュージーランド | 南アフリカ | B | 23-13 |
9月22日 | 日 | 14:15 | 花園 | イタリア | ナミビア | B | 47-22 |
9月26日 | 木 | 16:45 | 博多 | イタリア | カナダ | B | 48-7 |
9月28日 | 土 | 18:45 | 豊田 | 南アフリカ | ナミビア | B | 57-3 |
10月2日 | 水 | 19:15 | 大分 | ニュージーランド | カナダ | B | 63-0 |
10月4日 | 金 | 18:45 | 静岡 | 南アフリカ | イタリア | B | 49-3 |
10月6日 | 日 | 13:45 | 東京 | ニュージーランド | ナミビア | B | 71-9 |
10月8日 | 火 | 19:15 | 神戸 | 南アフリカ | カナダ | B | 66-7 |
10月12日 | 土 | 13:45 | 豊田 | ニュージーランド | イタリア | B | △ |
10月13日 | 日 | 12:15 | 釜石 | ナミビア | カナダ | B | △ |
10月20日 | 日 | 19:15 | 東京 | 日本 A1位 | 南アフリカ B2位 | 準々決勝4 | 3-26 |
勝運のある古豪ウェールズに南アフリカが圧し掛かると言う展開を想像しますが、お互い気持ちの我慢比べになりそうで気持ちが切れなかった方が勝ち切りそうです。ウェールズ復活を期待したいですが、力で押し切りそうか・・・。
ジンクス
優勝チームは全勝。プール戦で負けたチームの優勝は過去ありません。
アイルランドはベスト8止まり。と言う過去も顕在でした。
でも三回連続優勝したチームはいないと言う過去は、前回、連続優勝したチームはいないと言う過去を破ったニュージーランド、連続優勝したヘッド・コーチもいませんので合わせて新しい歴史を創るのか。
今後の予定
決勝進出をかけた大一番に注目です。
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日付 | KO | 場所 | 対戦 | 対戦 | プール | 結果 | |
10月26日 | 土 | 17:00 | 横浜 | イングランド C1位 | ニュージーランド B1位 | 準決勝1 | |
10月27日 | 日 | 18:00 | 横浜 | ウェールズ D1位 | 南アフリカ B2位 | 準決勝2 | |
11月1日 | 金 | 18:00 | 東京 | 準決勝1敗者 | 準決勝2敗者 | 3位決定戦 | |
11月2日 | 土 | 18:00 | 横浜 | 準決勝1勝者 | 準決勝2勝者 | 決勝 |