前哨戦を振り返って

いよいよ開幕するラグビー・ワールドカップに向けて最終調整を兼ねて親善試合が行われています。とは言えテスト・マッチなので国の威信をかけた大事な試合です。

日本代表は、四年前に大金星を奪った、強豪の南アフリカと対戦しました。

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先制点と言うのはどんなスポーツにおいても重要で、自分が取れれば精神的なゆとりが出来て試合を優位に進めることが出来、逆に相手に取られると精神的なダメージを負って余計なプレッシャーがかかり、余計な力が入ってしまうものです。かと言って勝利に必ず結びつくかと言うとそうでもなく、先制点を取ったことによって余裕が出来てサボってしまったり(ウサギとカメのウサギみたいなこと)、追いつこうと我武者羅になることによって火事場の馬鹿力が出たりすることもあります。

ラグビーにおいても、先制点は勿論とても重要なもので、高揚した気持ちを落ち着かせてくれる役割りも果たしてくれます。特にゲームをリードするキャプテン、司令塔のスタンド・オフ(フライ・ハーフ)は気持ちは高ぶらせつつ、冷静な判断でゲームをコントロールする必要があります。

そんな先制点のチャンスはあったものの、トライを取りに行きましたが、失敗。結果論としては、南アに先制点を取られてしまうので、ペナルティ・ゴールを狙った方が良かったのかもしれませんが、日本はトライを取りに来るチームと言う印象を与えられたのは良いこと。

反則を犯した後に素早くディフェンスの陣形を整えることで体力と精神の緊張感を休ませないこと、バックスのディフェンス・ラインが整うと裏のスペースが出来ること など。

世界の強豪の中でもフィジカル(身体的)面では世界一と言われている南アのプレッシャー(圧力)は相当なものでした。スクラムでの力、ライン・アウトでの高さ、モール、ラックでの前に出る力は体力を消耗し、直接的では無いものの失点に結びついてしまいました。

特にブレーク・ダウンと呼ばれるタックルの後のボールの奪い合いの場面では、先に良い場所を取られてしまうので、後から到着する日本のプレーヤーは強い姿勢で当たることが出来ずに余計な人数がかかってしまうと言う悪循環。

先に到着出来るのは、タックルで負けていないから。ボールを持ったプレーヤーがサポートが来るまでボールを保持出来ているから、ボールの継続につながります。当たり負けしてしまうとボールをコントロール出来なくなってしまうものです。

単純に良く走っているからと言うだけではありません。

四年前は80分間の体力勝負では勝ることが出来ましたが、相手も成長しているのと、南アは本番初戦と言う緊張感は無くゲームに望めたのではないでしょうか。

後半20分まで21点差以内ならば、勝てるチャンスはあります。21点と言うのは3回のアタック・チャンスで得点出来る点数です。(3 * (5+2))。実はこう言った点数を考えるのもラグビーを観ていて面白いところです。自然に算数の勉強が出来ます。

ペナルティ・ゴールとの組み合わせやコンバージョンの成否で変わる得点が、ゲームの流れを変えることもあるのです。観ている側としては、点差は常に気にしていることです。得点が何点かと言うことよりも点差が何点かと言う方が気になるものです。プレーしている時もそうでした。

そんなギリギリの点差で迎えた後半20分まで、良く辛抱して食らいつくことが出来ました。地力が着いたのは間違いありません。が勝利の再現には至りませんでした。

ついつい、黙って見入ってしまいました。頑張れと言う気持ちが強く集中してしまい、口数が減り、自分のの中に入り込んでしまいます。小学校の頃から集団教育で皆と同じでいることが良いとされてきて、出来ないとマイナス査定で評価されて育って来た私は、出て来る言葉は、期待値を込めて出来るものと思い込んでいるから、失敗した時の落款が多くなってしまう。それはそれで楽しいのですが、どうしても勝ち負けに偏ってしまいます。

もっと楽しむには、良いプレーを褒めること。ナイス・タックル、ナイス・パス、ナイス・キャッチ、ナイス・キック、ナイス・スクラム、ナイス・ライン・アウト、ナイス・モール、ナイス・ラン、ナイス・トライ など、たくさんの良いプレーが転がっています。出来て当たり前では無く、出来て凄いな。と思うともっともっとラグビーを楽しめます。子供を褒めて伸ばすのと同じです。

エクセレント、アメージング、ワンダフル、エキサイティング、ビューティフォーなど外国人は良く使います。Excellent(優れている)、Amaging(驚くほど)、Wonderfull(見事な)、Exciting(興奮させる)、Beautifull(美しい)。どれもとっても素晴らしい時に使う英語の形容詞です。ナイス(Nice)に変えて使ってみるともっともっと盛り上がると思いますよ。

口数が少なくなってしまう人にはビールは最高の潤滑油。言葉を滑らかにしてくれる効用があります。合わせて初対面の人に恥ずかしいと思う躊躇心も和らげてくれます。但し過剰な摂取は言うことを効かないで制御出来なくなったり、羅列が回らなくなってしまうので注意をしましょう。

とにもかくにも、世界一と言われるフィジカルの強さを体感出来たことは、ワールドカップ出場の無いプレーヤーにとってはとって貴重な経験です。軽はずみなプレー、気の緩みは失点にとながってしまうことを身をもって感じたことでしょう。この経験こそが最大の収穫であり、ワールドカップ本番前に対戦出来たことは南アに感謝です。

心配はエースのトライ・ゲッター福岡堅樹、フォワードの核・やはりエースのアマナキ・レレィ・マフィが怪我により途中退場してしまったことです。ワールドカップでは万全で元気な姿を見せてもらいたいです。

若手でありながら世界に対抗出来る身体の強さを持っている姫野和樹も別メニューで調整中のようですが、本番には間に合ってくれると信じています。

南アは負け越してしまった対戦成績を五分に出来たこと、しかもワールドカップが行われる日本の敵地でと言うのが、初戦で連続優勝のかかる優勝候補筆頭のニュージーランド・オールブラックスと対戦する前に調整出来たのは良かったことでしょう。

ますます本番が楽しみになりました。もし南アとワールドカップで対戦するとしたら決勝戦です。

➜ラグビー・ワールドカップ2019情報はこちらから

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