アイランダー。
南野の島国。
フィジー Fiji、トンガ Tonga、サモア Samoa
を一括りにしてしまうの失礼なのですが、太平洋の島国の中でも三カ国だけがワールドカップに出場しています。➜島国のラグビーへ
ラグビーは冬のスポーツなので、常夏でやるのは大変です。毎日が夏合宿みたいなのですから。
日本も海外では中国、韓国と見分けがつかないで同じだと良く言われます。中華料理は毎日食べないし、焼き肉も給料日あとだけ、人民服、チャイナ・ドレスは着ないし、ひらがな、カタカナを使っていると説明しても、知らない人にとっては同じにしか見えないのでしょう。言葉も全然違うし、〇〇あるよ~。なんて使いませんが、違いは判らないみたいです。
なので、島国の三カ国は同じに見えます。身体の大きさは、フィジー < トンガ < サモア
の印象です。フィジーは比較的、細身でハンドリングが上手くランニング・ラグビー、サモアは身体能力を活かしたパワー・プレイ、トンガはその中間と言った印象です。
今大会組み合わせと対戦順の関係からか、アイランダーは連敗スタート。初戦全敗かとも思われましたが、世界ランキング上位のサモアは中三日のロシアと対戦しました。
初戦で勝ったロシアと三戦目に対戦するサモアの実力はどのくらいなのかなぁと言う感覚で観ました。点差は同じくらいでした。
前回大会の日本戦同様に気持ちが入り過ぎてか、初戦のため身体が硬かったのか、はたまたレフリーの笛に順応出来なかったのか は定かではありませんが序盤で二人がシンビンとなり、絶体絶命のピンチ。
しかし何と、この間に失点をしなかったことが試合結果に大きな影響です。15 – 13人 の数的有利の絶対的なチャンスを活かせなかったのは、致命的で、数的有利になった場面のアタックのセオリーを知らなかったのか、初勝利を目指していたロシアにとっては反省すべきです。
プレーを止めることは、相手を休ませてしまうので、フォワードの団体戦の力勝負かバックスの展開力で数的有利を活かすべきです。連続攻撃で体力消耗を狙うのも普段より余計に走らなければならないので効果的です。
ところが、人数が少ないので攻め手が無いサモアのキックしたボールをフェア・キャッチしたり、タッチ・キックを蹴ったりと攻め方が徹底されていませんでした。
ボールをつなげば、得点チャンスがあったことでしょう。ところが全力で闘った後の中三日と言うのは、全然、力が入らないみたいです。
前回大会で南アフリカに劇的な勝利をした後、中三日で強豪のスコットランドと対戦した時の選手の敗戦の弁で、身体が動かなかったと言っていました。
踏み込んでいるつもりが足腰に力が入らないで、強い当たりが出来ない。追いつける・又は振り切れると思った場面で走るスピードが意外に遅い。キックで足が上がらない。と言った症状が出るみたいです。
本当は連続攻撃で攻めたいのに、身体が言うことを聞かないので、仕方なく、だっのかもしれません。