シックス・ネイションズとは
欧州の六ヵ国対抗ラグビーのことで、欧州のラグビー強豪国の英国イングランド、スコットランド、アイルランド、ウェールズとフランス、イタリアの代表チームが総当たり戦で争います。毎年2月に開催されます。2000年にイタリアが加わり六ヵ国対抗となりました。
Six nations Rugby championship started to joined Italy since 2000.
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写真をクリックすると購入出来ます。
| 国 | フラッグ | ジャージ |
| イングランド | ||
| スコットランド | ||
| アイルランド | ||
| ウェールズ | ![]() |
|
| フランス | ||
| イタリア |
ファイブ・ネイションズだった
かつては五ヵ国の総当たり戦で1910年にフランスが加わり五ヵ国対抗戦になりました。
Five nations Rugby championship started to joined France since 1910.
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更にその前は
残念ながらフォー・ネイションではなく、ホーム・ネイションズだった
1871年にイングランドとスコットランドが初のテストマッチ(国と国の代表が戦う国際試合)が行われました。その後、1883年からイングランド、スコットランド、アイルランド、ウェールズの四ヵ国で総当たり戦が始まりました。英国の四ヵ国日本の感覚だと関東代表、関西代表、九州代表の地域対抗戦みたいな感じがしますが、英国(日本だと通称イギリス)は四ヵ国が各々議会を持っていて首相がいます。国連には英国で登録していて正式な国名はグレートブリテン及び北部アイルランド連合王国でエリザベス女王が元首です。オリンピックも英国として出場します。
Home nations Rugby championship started since 1883 during England, Scotland, Ireland and Wales. United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland is official name of the UK.
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成り立ち
ホーム・ネイションと呼ばれるのは、国の成り立ちとラグビーの始まりに関係がありそうです。サッカーでも同じ様に呼ばれていますが、アイルランドは英国の北部アイルランドとアイルランドが別々です。
Home nations is used also football, but Football Association of Ireland and Irish Football Association were separated.
ラグビーは1823年にイングランドの中央、首都ロンドン北部の街ラグビー市で始まりました。1871年ラグビー協会か出来ました。世界初のラグビー協会なので国名が付いていません。便宜上イングランド・ラグビー協会とも言います。
Rugby started in Rugby school in England. Rugby Football Union was founded in 1871, it named no country or city’s name but sometime is called England Rugby Football Union.
スコットランドは1603年イングランドと同君連合となり、1707年議会が解散しブリテン連合王国の一部となりました。スコットランド・ラグビー協会は1873年に創立、1998年にスコットランド議会が復活しました。
Scotland was part of United Kingdom since 1603, Scottish Rugby Football Union was founded in 1873, Scottish Parliament re-started in 1998.
アイルランドは1652年イングランドの植民地となりましたが、アイルランド・ラグビー協会は1879年に創立、アイルランドは1922年に独立しました。
Ireland was British colony since 1652, Irish Rugby Football Union was founded in 1879, Republic of Ireland was created in 1922.
ウェールズは1282年イングランド支配となりましたが、ウェールズ・ラグビー協会は1881年創立、1997年にウェールズ国民議会が設置されました。
Wales was part of England since 1282, Welsh Rugby Football Union was founded in 1881, National Assembly for Wales was set in 1997.
2019年の予定
2/02(土)14:15スコットランドvsイタリア、マレーフィールド
2/02(土)16:45イングランドvsアイルランド、ダブリン
2/09(土)14:15スコットランドvsアイルランド、マレーフィールド
2/10(日)15:00イングランドvsフランス、トゥイッケナム
2/23(土)16:45ウェールズvsイングランド、カーディフ
3/09(土)14:15スコットランドvsウェールズ、マレーフィールド
3/09(土)16:45イングランドvsイタリア、トゥイッケナム
3/16(土)14:45ウェールズvsアイルランド、カーディフ
3/16(土)17:00イングランドvsスコットランド、トゥイッケナム
▷2020年の予定へ
力関係
2019年は日本でワールドカップが行われます。
日本と同じ組のアイルランドとスコットランドの実力を知るのに良い機会です。日本は昨年イタリアと日本で二回対戦し1勝1敗で互角として観ると日本との実力差が判りそうです。
もちろん得手不得手と言うのがあるので、単純に勝ち負けだけでは実力差は判りませんが、スクラムの強さ、フォワードの密集プレーの強さ、バックスのスピード感や展開力、モール、ラックの密集への集散の速さ、キックの飛距離、ディフェンスの粘り強さなどに分解することで判って来ることがありそうです。
日本はイタリアに2018年の6/9(土)に大分で34-17で勝利し、翌週6/16(土)に神戸で連勝を目指したものの22-25でイタリアの意地に敗れました。フォワードの力勝負(スクラム、モール)ではイタリアが勝っていたが、ボールをつなぐ連続攻撃のスタミナ面で日本が勝っていて初戦を勝ちましたが、第二戦は徹底したゴリゴリのフォワード勝負に来たイタリアがリベンジしました。
The six nations rugby championship games are measured gap with Japan replace to Italy that similar level of world ranking and one won and one lost in 2018.
優勝争いは、昨年全勝優勝のアイルランドに何処が土をつけられるかが楽しみです。
観るには
➜一回は現地に行ってみたい方はこちら
から
➜テレビで観るにはこちらから
ラグビーの歴史
シックス・ネイションズは世界最古のラグビーの国別対抗戦で140年もの歴史があります。因みにホーム・ネイションズが始まった1882年は、日本は明治16年で未だ首相がいませんでした。
Home nations championship started since 1882.

ラグビーが日本に初めて伝わったのは1874年で、1899年に日本初のラグビー部が慶応義塾大学に出来ました。
安全と楽しさの観点からラグビーはルールが毎年の様に変わります。中でも得点の変化はラグビーの進化に大きな影響がありました。
➜ラグビーのルールへ
過去の成績を図にしました。横軸に年、縦軸は上から優勝(1位)~6位に並べています。
140年の歴史の中で2年続けて同じ順位だったことは僅かに1回だけと毎年毎年順位が目まぐるしく変わっています。もっと偏った色彩になると思っていましたが外れました。ラグビーのプレーもゲームの同じ場面は二度と無いと言われるのと同じ結果に驚きました。
It indicates ordering countries each year since home nations rugby championship started.
1877年にプレーヤーの人数が15人になりました。それまでは20人だったそうです。ホーム・ネイションズが始まった頃の得点はトライした後のコンバージョンのみで1点でした。トライはゴールを蹴れる機会を得るためなのでトライ(Try、試す)と呼びます。トライ後のゴール・キックはコンバージョン(Conversion、変わり)と呼びます。なので得点は現在のサッカーの様に1-0とか2-3で接戦でした。
1891年からトライは1点、コンバージョン・ゴールが2点、ドロップ・ゴール3点、ペナルティ・ゴール3点の得点となり、タッチ・ジャッジが登場しました。
1892年にトライは2点、コンバージョン・ゴールが3点にドロップ・ゴールとフェア・キャッチが4点になり、得点が飛躍的に増えました。
1894年にトライ3点、コンバージョン・ゴールが2点になりました。1906年にフェア・キャッチが3点になりました。1977年にフェア・キャッチの得点は廃止になりました。1972年にトライ4点になりました。1992年にトライ5点になりました。

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最初のテストマッチを戦ったイングランドとスコットランドに続き、次第にアイルランド、ウェールズも力が着いて来ました。
1900年代はウェールズの黄金世代、炭鉱で働き強靭なフォワードに鍛えられました。
The first test match in the world was England against Scotland in 1871. Wales golden era was 1900s.

1940年代はアイルランドが強くなり、![]()
1950年代後半はシャンパン・ラグビーのフランスが強かったです。

Ireland was strong in 1940s, Champagne rugby France was strong in end of 1950s.

1958年ペナルティ・トライ(認定トライ)が制定されました。
1960~1970年代は第二次ウェールズ黄金世代で力強いフォワードにひらめきあるバックスが活躍しました。
Wales second Golden era was 1960s to 1970s.

1987年に最初のワールドカップが開催されました。以降、ワールドカップがラグビー界の中心になりました。初代準優勝のフランス、キックの名手ギャビン・ヘイスティングがいるスコットランド、母国のプライドを賭けるイングランドが競い合い、時々ウェールズと言う感じでした。
Rugby World Cup started since 1987.
ウェールズの黄金時代を知らない私でしたが、高校のラグビー部の先生が黄金時代のウェールズが好きだったので、その影響を受けてウェールズを応援するもあまり強くありませんでした。テレビで観られるのは年間2~3試合でNHKの昼間か夜中の人気の無い時間に放映していました。キックが50mも飛ぶのに驚きました。しかしキックの応酬による陣取り合戦でスピード感はありませんでしたが良くフォワードのプレーヤーが頭を切ってテーピングが血に染まって赤くなっている姿を見てプレーが激しいんだなぁと思って観ていました。解説は日比野さんが多かった記憶があります。![]()
I surprised that long kicks and all fans singing the national anthem in stadium when I watched five nations rugby at first time.
イングランドの応援でスタンド中で合唱しているのが感動的な光景で、一度現地で体感してみたいなと思っています。➜国歌へ
2003年にはラグビー・ワールドカップで北半球勢として初めてイングランドが優勝をしました。2000年以降イタリアが加わり六ヵ国となり、未だ下位の常連ですが、フランスが上位になるまでに30年かかっているので、もう少し馴染むのに時間がかかりそうです。![]()
魂のこもったラグビーのアイルランドの躍進が続いています。

1年毎にホーム&アウェイで対戦するので地元の応援の力が大きくなかなか続けて勝つことが難しく、従って連続優勝するのは貴重です。それだけ実力も伯仲しています。
〇〇杯
The several game are memorial and challenge to get the cup.
トリプル・クラウン:ホーム・ネイションズの国が他の三ヵ国全てに勝つこと。
グランド・スラム:他の五ヵ国全てに勝つこと。
カルカッタ・カップ:イングランド対スコットランドの勝者が授かる。1979年~
ミレニアム杯:イングランド対スコットランドの勝者が授かる。1988年~
ジェネラル・クウェック:アイルランド対スコットランドの勝者が授かる。1989年~
グイスェッペ・ガリバルディ杯:フランス対イタリアの勝者が授かる。2007年~
アウルド・アリアンス杯:フランスとスコットランドの勝者が授かる。2018年~
ドディ・ウェイアー杯:スコットランド対ウェールズの勝者が授かる。2019年~
ワールドカップ前の良い予習になると思います。
Let’s watch and prepare to Rugby World Cup.
世界一になるより、隣町には負けないぞと言う地元意識が芽生えて、まるで甲子園の高校野球みたいに盛り上がります。
It is very exciting, do not lose neighbors is more important than will be world champion.
本場の雰囲気を味わいませんか?
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